2・9狭山要請行動をたたかう

(2010年02月13日)

 

岡田裁判長は狭山再審を開始せよ!

2/9要請行動 高裁前 昨年12月に「証拠開示」の勧告。そして門野裁判長が退任し、狭山事件を担当する東京高裁・第4刑事部に岡田雄一裁判長が着任。狭山闘争が新しい段階にはいりました。2月9日、全国連はさっそく東京高裁、東京高検にたいする要請・糾弾行動にたちあがりました。

要請に先立つ集会で、村上副委員長が「新しい裁判長に、私たちの気迫で事実調べをせまろう。2〜3月で勝負にでよう!」と訴えました。
午前中は東京高裁への要請行動です。要請団は、まず、要請行動にたいしてかたくなな態度をとる訴廷管理官らに「要請が必ず、裁判長に伝わり、回答が戻っ てくるよう要請行動のシステムをあらためよ」と申し入れました。そして、「雑木林のルミノール検査報告書」「証拠リスト」を検察にださせること、弁護団が 出した49点の新証拠について鑑定人尋問をおこなうことを要請しました。

「石川が犯人」と言い放つ検事を糾弾!
昼休みに霞ヶ関デモをたたかい、午後2時から検察にたいする要請に入りました。いきなり、検察事務官から「(狭山担当の主任の)加藤検事が異動した」と 言ってきました。後任はいるが、「今後どうなるかわからない」といいます。就任わずか3ヶ月、証拠開示が勧告されるや、さっさと首をすげ替え、後任もちゃ んと決めない|検察は証拠開示にまじめに応えようとはしていないのです。許せません。
要請行動には、三者協議にも同席した杉本秀敏検事が出てきました。デッチあげ「殺害現場」の「ルミノール検査報告書」についてなど検察の証拠隠しを弾劾 する要請団の追及にたいして、杉本検事はのらりくらりと逃げ回る言動を繰り返します。これに怒った要請団が「狭山は差別裁判なんだ! 石川さんが犯人とで も思っているのか!」と弾劾するや、なんと杉本検事は「そう思っている」などとぬけぬけと言うではありませんか。
「ふざけるな! だったら証拠を出してみろ!」「証拠も出せないで、なにが犯人だ! 証拠隠しをやめて、堂々と胸を張って証拠を出してみろ!」。要請団の怒りはおさまらず、30分の予定を越えて、糾弾がつづきました。
検事の発言は、「証拠を開示せよ」の大きな声、社会的な包囲に追い詰められてのことです。全国連は、杉本発言糾弾を、全国の部落大衆、労働者に呼びかけ ます。徹底糾弾のたたかいで、実際に証拠を開示させましょう。そして、東京高裁・岡田裁判長による事実調べ〜再審をかちとりましょう。
(『狭山闘争ニュース』166号 2010年2月10日)

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