長野市結婚差別事件で真相報告集会 (12月13日)

(2010年01月12日)

  nagano 【長野県連】12月13日、長野県農協ビルに63名の県下の部落のきょうだい、労働者、全国連中央本部をはじめ関西のたたかう仲間が結集し、「長野市結婚差別事件真相報告集会」が行われました。 何よりもこの集会は、A君とともに起ち上がる部落大衆の決起をつくりだすことに、最大の力を注ぎました。
「解同本部派の組織解体危機の中で、差別する側の勢いがますます、大きなものとなっている。悪質さは部落民への襲撃を伴う画歴史的なものへと変化してい る。…差別糾弾のたたかいは、全反動勢力をひきづりだし、これらとやり合うことによって大きく成長し、勝利していく。心ある人々はたたかう陣営に続々と加 わり、巨大な運動へと発展するであろう。部落の村のあちこちでその分岐と前進が音を立てて始まっている。」(「集会宣言」より) 解同本部派運動が終焉を 迎えつつある中で、真剣に差別に対してどうにかしたいと思っている人たちの決起が始まっています。長野市内のC地区の現役解同支部長が、「差別とたたかわ ない解同はおかしい」と言って、真相報告集会に参加しています。D地区からは、昨年の9・28集会を倍する人数で参加をしています。確実に部落の中には、 差別への怒りと、解同に変わる組織と運動の登場を待っている気運に満ちているのです。
本集会は、村をぶっかき、全国連の支部を大きくつくっていくスタートとなりました。
来年からは、裁判闘争が本格的に始まっていきます。当該のA君は、「とにかく相手の父に謝罪させるために、糾弾闘争をたたかいぬきます。絶対に負けませ ん。ご支援をよろしくお願いします。」と、集会の中で熱烈にアピールを発しました。共にたたかう弁護士も、集会に参加し、この差別事件を法廷において徹底 的に暴露し、糾弾していくことを宣言しました。意気軒昂と闘争宣言を発したA君の闘志に、全参加者は糾弾闘争の勝利を確信し、より一層の村の決起をつくり だしていくことを誓い合いました。
(『部落解放新聞』226号 2010年1月10日)
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