速報 東京高裁が検察に証拠開示を勧告!(12・16)

(2009年12月17日)

 

東京高裁要請行動 狭山再審で初の勧告! 石川一雄さんと狭山弁護団、全国の部落のきょうだい、ともにたたかう労働者人民のたたかいでかちとった。

12月16日、狭山第3次再審で2回目の三者協議がおこなわれ、東京高裁は検察に証拠開示の勧告をおこなった。狭山事件の再審では初めてのことだ。
(写真 12・15東京高裁要請行動)

裁判所は、①「殺害現場」とされた雑木林でのルミノール反応検査報告書、②雑木林近くにいた男性の証言(人影も悲鳴も見聞きしていないという小名木さんの証言)に関する証言、③筆跡鑑定に使われた文章、④石川さんの取り調べ時のメモ、などである。
検察は、10月30日に裁判所にたいして、「再審段階では証拠開示を求める法的根拠がない」「雑木林でのルミノール検査報告書は不存在」「その他の証拠 はあるなしを明らかにする必要はない」 などという、ふざけきった回答をおこなっていた。これにたいして、石川一雄さん、全国連、全国の部落のきょうだい、労働者、市民から激しい弾劾がたたきつ けられた。石川一雄さん、石川早智子さんは、何度も高裁前に立ちうったえた。全国連は10・25狭山中央闘争をまえに、検察にたいする「証拠開示要求」の 電話・ハガキ運動をはじめ、10月26日、11月17日、12月15日と連続して要請・糾弾行動をたたかった。検察の証拠隠しを徹底糾弾し、門野裁判長に 「証拠開示命令をだせ!」と迫りつづけてきた。全国の部落、街頭から「証拠隠し弾劾!」「差別裁判糾弾! 再審を行え!」の声が検察、裁判所に届けられ た。
実際に証拠開示を行わせ、事実調べー再審をかちとるまで。よりいっそうたたかいを強めていこう!  
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