東京高検は狭山事件の全証拠を開示せよ

(2009年11月10日)

 

10・25 11・17要請行動にあつまろう!
午前10時 日比谷公園霞門集合
10時30分〜東京高検要請行動
11時30分〜東京高裁要請行動

10・25狭山中央闘争が成功!
10・25狭山中央闘争は、東京の社会文化会館に253人が参加し、小なりといえど10・31寺尾判決35ヵ年を糾弾してたたかわれた唯一の狭山中央闘争として成功しました。
また、このたたかいは32年ぶりの「三者協議」の開催という重要な情勢に対応したものです。

門野裁判長による棄却を許さない! 4ヶ月決戦へ!
石川一雄さんの不屈のたたかい、部落大衆の差別裁判への怒りのたたかい、そして労働者階級との共同闘争が、東京高裁による「密室での棄却」を許さず、 「三者協議」を開かせたのです。しかし、一方で、いまなお東京高検は証拠開示を拒否し、東京高裁・門野裁判長もかたちだけの「三者協議」をもって一気に棄 却をねらっています。
だからこそ、全国連は、10・25総決起集会で、「門野裁判長に決定をださせない」「来年2月・門野退官までの4ヶ月を、実際に検察に証拠開示をさせる こと、ここに一切をかけてたたう」と、全体で確認しました。すでにはじめている検察に対する証拠開示要請の電話・ハガキのさらなる拡大をはじめ、創意あふ れるたたかいで、東京高検を攻めて、攻めて、攻めまくることを決定しました。

毎月、要請行動をたたかおう!
中央闘争から一夜明けて、全国連は10・26狭山要請行動にたちあがりました。裁判所15階の第4刑事部におしかけ、実力で要請行動をかちとりました。検察にたいして、狭山担当の主任検事を呼び出し、証拠かくしにたいし激しい糾弾をたたきつけました。
この日のたたかいは、住宅闘争をたたかう同住連の国土交通省交渉と固く連帯してたたかわれました。

差別者集団の妨害うちやぶる
ところで、差別者集団・革共同はこのたたかいの破壊のために広島、東京(後に西郡も)で「狭山集会」を急遽デッチあげました。そこで彼らは、全国連と石 川一雄さん、部落大衆が、今、最重要の課題としてたたかう「証拠開示要求」に悪罵をなげつけ、狭山闘争と部落解放運動への敵対をあらわにしました。
全国連は狭山4ヶ月決戦のなかで、広島差別事件の東京真相報告集会をかちとり、差別者集団をさらに追いつめていきます。
10・25中央闘争〜10・26要請行動は、石川一雄さんに応え、狭山闘争に責任をとる勢力は全国連しかないということを示しました。すべての部落の きょうだい、たたかう労働者は、全国連とともにたたかいましょう。11月17日、東京高検、東京高裁への要請行動に参加して下さい。
(『部落解放新聞』224号 11月10日)
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