10・26要請行動の報告

(2009年11月11日)

  10・26要請行動 第4刑事部(裁判所15階)におしかけてー東京高裁要請行動
前日の10・25中央闘争につづき、10月26日、東京高裁〜東京高検への要請行動にたちあがりました。
この日、実は東京高裁は酒井法子の裁判もあり朝から厳戒態勢です。私たちの要請についても、訟廷管理官は「この日は出張でいないので、要請行動はうけら れない」と要請行動を断ってきました。しかし、全国連は「管理官にたいして要請をしていた」のではありません。訟廷管理官がいないのなら、門野裁判長、あ るいは主任書記官が要請を受けるべきなのです。
午前11時、要請団は、直接、高裁15階の第4刑事部にいきました。要請団の訪問にあわてた主任書記官は「訟廷管理課に案内しますので…」と、訟廷管理 課にこもったままでてきません。結局、訟廷管理課の副管理官が、「要請文をあずかりますし、お話しもうかがいます」「いつもの部屋にお願いします」といわ ざるを得ませんでした。12時30頃まで、「要請」を行いました。この間、別の隊は雨をものともせず、裁判所入り口でビラまきつづけました。

ついに狭山担当の主任検事をよびつけるー高検要請行動
午後1時30分、つぎは東京高検への要請です。要請をはじめるや、事務官から「実は今日付で(狭山事件担当の)主任検事がかわりました。新たに、加藤朋寛検事です」といってきました。
要請団は驚き、怒りがおさまりません。「10月末までに証拠があるのかどうか回答せよと裁判所にいわれている。その5日前に、なぜ突然、交代なのだ!」 「検察とって、狭山事件はそんなに軽いあつかいなのか?」「新しい検事をここに呼んでくれ!」。追及がつづきました。事務官らは「新任の検事と相談する」 と退席しました。
しばらくして、事務官が「検事がお会いする」と伝えに来ました。
狭山担当の主任検事への直接の要請行動がはじまりました。要請団の「あと5日で、回答ができるのか?」「開示を求められている証拠にたいして、責任を もって開示せよ」「私たちは全証拠の開示をもとめる。あるものをないとは言わせない」と、35分間にわたって追及しました。
加藤検事は「当事者いがいにはこたえられない」「具体的なことはいえない」と繰り返しました。しかし、主任検事を直接、要請行動に出席させたことは決定的です。私たちの要請の電話やハガキについて、検事は「届いています」と明らかにしました。
私たちが開始した「証拠開示要求」のたたかいを、さらに大きくしていきましょう。
▲このページのトップにもどる