10月 狭山中央闘争にむけて

(2009年08月10日)

  狭山第3次再審における三者協議をどうみるのか?
 門野裁判長打倒のたたかい貫き、事実調べ=再審開始を迫ろう!

いま、狭山第3次再審闘争は大きな山場に入りました。全証拠の開示、事実調べ|再審開始のため、東京高裁・高検への要請(糾弾)行動、署名行動、10・25中央闘争大結集に向けた各地からのたたかいの積み重ねが決定的になりました。来年2月、門野裁判長退官をひかえ、この決戦局面を全国連が先頭に立ってたたかおう。

三者協議について
6月25日、東京高裁第4刑事部門野裁判長は三者協議をしたいと、狭山弁護団に表明しました。9月にも三者協議がおこなわれるとのことです。
「三者協議」とは、弁護団と裁判所に検察も加えた三者で、審理の進め方を協議する場となっています。今まで狭山再審請求で一度も開かれなかった三者協議が開かれることになったということは新しい動きであり、第3次再審が大詰めにさしかかったことを意味します。
弁護団はこの第3次再審請求で、49点の新証拠を提出し、検察の隠し持つ証拠の開示、事実調べを要求しています。当然この三者協議で証拠開示、事実調べを求めるものと思われますが、その行方に注目するところです。

退官前の棄却を許すな!
しかしこの三者協議が、門野裁判長の退官を目前に開かれるということに注意を払わなくてはなりません。門野は過去に再審開始決定を覆した極悪裁判官です。私たちの棄却を許さない差別裁判徹底糾弾のたたかいが重要です。
あくまで全証拠の開示と事実調べ|再審がおこなわれなくてはなりません。何より無実の石川さんの「なんとしても門野裁判長のもとで再審開始決定を実現さ せねばなりません」という不退転のアピールに応え、国家権力による部落差別を糾弾するたたかいを軸に、全証拠の開示と事実調べ、再審を迫るたたかいに全力 で決起しよう!
10・31狭山中央闘争(10月25日に予定)に全力で決起しよう!
(『狭山闘争ニュース』160号 2009年8月10日)
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