広島市住宅部と福島町で交渉

(2009年07月14日)

  福島町で交渉 【広島支部】6月5日、福島町の隣保館に役所をこさせ、最高裁の判決後初めて対市交渉をたたかいました。住民の会をはじめ、関心を示す新たな村の人、また、支える会副会長の森島先生夫妻や元市議の松井先生、教育労働者も加わり、80名以上が会場をうめつくしました。

市の住宅部長らは、判決に沿った内容の説明会をしようとしたので、李住民の会代表は「今日は我々の要求に沿った交渉の場だ!」と一喝しました。また、夫 が亡くなり「継承権は認めない。明け渡せ」という判決がくだされた妻のAさんが、「私の民有地を市に提供したとき、絶対に値上げをしないと約束しました。 その私に住宅から出て行けとはどういうことですか」と追及。市はうつむいたまま、何も答えることができません。
「家と土地を取り上げて、命までとるというんか!」「一人の人間としてこの話をどう思いますか?」。住民の怒りの声が次々とわきおこります。最後に、住民は「私たちの声を市長に報告し、次回には市長が回答せよ」と迫り、市の了解をとりつけました。
たたかいはまだまだつづきます。勝利するまで、がんばります。

(『部落解放新聞』220号 2009年7月10日) 
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