4・19甘木・朝倉(福岡)で「裁判員制度をかんがえる集い」

(2009年05月08日)

  裁判員制度を考えるつどい  【あさくら支部準備会】あさくら合同労組の呼びかけで「裁判員制度」についての集いがもたれました。参加者は甘木和住宅住民の会、あさくら合同労組、あさくら市会議員や共闘関係者など約20名。  第一部では、講師の李弁護士から「裁判員制度の問題点」について、講演をうけました。李弁護士は、「この制度は生死にかかわる心臓の高度な手術をメスを持ったこともない素人(一般市民)に手術をさせるような人命軽視の無謀な人体実験のようなものである」と語り、「問題だらけのものであり5月から実施ではなく廃止するしかない」ものであることをわかりやすく説明してくれました。 
 これをうけた質問と討論では、「冤罪はなくなるのか?」「死刑などの重い刑を3日~4日できめていいのか?」「検察の証拠隠しをやめさせるほうが先ではないか」「どうしたらこの制度をやめさせることができるか?」などの活発な意見がだされました。
 いちばん盛り上がったのは「守秘義務」について、「そんなことできん、黙つてたら死んでしまう」との声にみんなが爆笑! この制度が実施の前から破綻していることを確信できるものとなりました。 
 第二部では、介護ではたらく労働者から「最低賃金以下」「雇用保険もない」などの実態がかたられ、「なぜ組合を結成したのか?」などの話があり、労働者(賃金奴隷)は団結して闘わないと人間扱いもされないし生活もできないことを話し合いました。
 甘木・あさくらから人権(反差別)・平和、生活をうちたてる新しい運動をつくる一歩をふみだす集(つど)いとなりました。
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