家賃値上げ絶対反対！　全国でキャラバンを

　 家賃値上げ反対、差別発言糾弾で朝倉市長と交渉（３／２福岡）
キャラバンで出会った人たちと共に神戸市に値上げ反対署名を提出　（３／１９）
大阪でもはじまる

福岡　天神町からの報告
【福岡県連準備会】甘木同和住宅住民の会と全国連は、２００５年５月に最高裁判決が確定してからも供託をつづけ、翌年から住宅課（係）との交渉をねばりづよくおこなってきました。
この３年間の交渉で追求してきた問題点は、・住民との話し合いを拒否して一方的に裁判にかけたこと、・住民の生活と団結の場である隣保館から排除したこ と、・明け渡し裁判提訴をめぐる議会で住宅課が「住民の会＝全国連＝過激派（中核派）」の差別文書を配ったこと、・傍聴していた住民と全国連をさして「あ そこにおられる４名の方が、その関係者」と名指しした山川市民環境部長（現隣保館長）の差別発言の謝罪をもとめることでした。
昨年３月住宅課は、・の差別文書について正式に撤回と謝罪を表明、議会でも確認。これをふまえて９月の交渉で家賃問題について、「住民が応能応益に反対 していることを認識する」「判決にこだわらず、２０００年にさかのぼって『収入申告』をうけつける」「家賃は住民との個別交渉でなく『住民の会』『全国 連』と話し合ってきめていく」との案を示してきました。
市長は「謝罪」を表
明。山川徹底糾弾を
たたかおう！
今回の市長交渉の目的は、・住宅課の案を最高責任者の市長の出席をもって確認すること、・差別行政、差別を居直る同対室・山川糾弾の突破口をきりひらくことでした。
・については本年６月議会で提案をおこない具体的話し合いに入ることを確認しました。・について､交渉の冒頭挨拶にたった市長が「これまでの市の対応で、不快な思いをさせたことについて率直に謝罪します」と表明しました。
しかし、市の部落差別をあらためさせるたたかいはこれからです。「なにが差別だ」「執行部の方針に従っただけ」などと居直る同対室・山川元市民環境部長とともに市長を入れて確認と話し合いの場を別途もつことを確認しました。
差別糾弾闘争の本格的とりくみへ、いっそうの団結をかためていきます。

神戸・番町支部準備会からの報告
【番町支部準備会】３月19日、私たちは、兵庫キャラバンであつまった署名１２２７筆を神戸市住宅部に提出しました。神戸の３つの部落の住民がはじめて私たちと行動を共にし、神戸の４つの部落と長田区の災害公営住宅から寄せられた要求書を読み上げ、４月からの家賃値上げの中止を訴えました。
私たちは、この行動に、署名を送ってくれた１２２７名の人々の思いをこめました。「３０００円の値上げ分を出すのにどうしたらいいか。新聞をやめるしかないか。新聞をやめたら世の中とのつながり全部を失ってぼけてしまうのではないか」と悩む番町の高齢者。「向かいの住宅で母子３人の飛び降り自殺あり。市長はこれ以上われわれを追いつめるな」と投書を送ってくれたある地区の住民。兵庫キャラバンを通してつながった数え切れない人々の声が、私たちの背中を押してくれました。
譲れないもの、それは命です。応能応益と追い出しは私たちの命を奪うものです。だから、私たちはこれからも団結を維持し、署名を広め、芦原のきょうだいを守り、応能応益を必ず撤回させます。全国のきょうだいの力で住宅を奪い返そう。ともにがんばりましょう。

大阪でも
「４月からの住宅家賃値上げ反対！」を訴えて、兵庫、山口につづいて、３月１４日、大阪でもキャラバン行動をはじめました。この日の行動は、荒本支部、野崎支部はじめ大阪のきょうだいによって、荒本のとなりの村である東大阪市の蛇草へのビラ・署名用紙の配布と、大阪市内の部落へのビラまきがおこなわれました。この部落は、かつて解同本部派の大拠点でした。しかし、いまや、本部派やほかの運動団体が、家賃問題や村の人の生活や権利にかかわって活動しているような形跡はみられません。全国連は断固登場し、「住宅家賃値上げ反対」を訴えるビラをまきました。
大阪でも、キャラバンをはじめてすぐに反応がありました。蛇草に入った当日に、キャラバン隊と、たまたまでくわした元・本部派の支部役員が、「本年度からの値上げ」について話になり、この元役員が自分と家族の署名をしてくれました。また、別の人からは電話で、「署名をしたのでとりにきてほしい」「はやくあつめて回らないと、まちがって会館（本部派の支部）に持っていく人がいると思う。どれぐらい集まったか連絡ほしい…」と、連絡をくれる人がでてきました。
はじめたばかりですが、十分に手ごたえを感じています。本当に巨大な同和住宅家賃値上げ反対のたたかいをつくりだすために、大阪キャラバンを貫徹します。