家賃値上げ反対闘争にたいする反動判決弾劾!

(2008年12月16日)

  正義は揺るがない 値上げ反対を貫く(12・2 番町裁判)
【番町支部準備会】12月2日、第2次番町住宅裁判第1グループの判決がありました。この裁判は、家賃に年利10・95%もの延滞金をつけることが認められるか、また、請求できたとしても時効が成立してるのではないか、を焦点に闘われましたが、いずれも神戸市の請求通りの不当判決になりました。
家賃請求187万円のAさんの場合、「延滞金106万円を払え、払えなければ差し押さえもできる」という判決です。先に出された第1グループの判決が消 滅時効の成立を認めたにも関わらず、同じ神戸地裁で判断が分かれた結果になりました。民法に定められた供託も時効も一切認められず、裁判係争中の全期間に 延滞金が課せられるとしたら、公営住宅住民は、実際上は裁判で争う権利すらないということになります。
しかし、私たちは決して負けません。今、来年度からの家賃仮決定通知が送られてきています。年金世帯で現在1万8000円の家賃が4万6000円まで値 上げされるなどすさまじいものです。私たちが行っている聞き取り活動の中でも「もっとも声をあげにくい高齢者からむしりとろうとする役所のやり方は許せな い」「神戸の市住全戸から署名を集めよう」「生きるために助け合うことから地域の団結を育てよう」等々、切実な声がよせられています。
「裁判所は公平じゃないから、自分たちの正義は揺るぎません。来年度からの新たな値上げに反対する住民とともに運動を大きくして闘い続けます」(判決後の総括集会での供託者の発言)。今こそ、全国各地で、たたかいの環を広げましょう。
▲このページのトップにもどる