12・25 山口住宅裁判 控訴審判決を迎え撃つ

(2008年12月16日)

  山口住宅裁判 【陶支部】11月13日、今年2月に下された「滞納家賃を支払え、住宅を明け渡せ」という山口地裁の反動判決に対する広島高裁での控訴審・3回目の公判がありました。
「住宅から出て行け」という判決に対して、控訴審で私たちは、「同和住宅の家賃値上げ反対闘争を支える会」の家正治代表をはじめとした6人の証人を申請しました。しかし、高裁はその全てを却下しました。そして私たちが書面を提出するや、それをもって結審とし、12月25日を判決日としてきました。「切り捨て御免」のわずか半年の書面審理で下される判決は、またしても反動判決以外ありえません。
私たちは、反動判決を準備する広島高裁を絶対に許しません。同和住宅は、部落差別の結果として強いられてきた劣悪な住生活環境の改善を求めた先輩たちの 血と汗と涙を流しながらたたかいとってきた、私たちにとって団結の寄る辺です。私たちは、その同和住宅から絶対に出ていきません。
今、西宮をはじめ全国で行政の「明け渡し提訴」をめぐって、たたかいは第二段階に突入しています。また、来年からは、追い打ちをかけるようにして、収入 基準の引き下げによる住民の叩きだしがねらわれています。こんな、部落差別の再生産ともいうべき攻撃は粉砕あるのみです。
私たちは、12月25日の判決を迎え撃ち、全国のなかまとともにたたかいを貫きます。
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