9・28広島差別事件・長野真相報告集会が成功

(2008年10月16日)

  長野真相報告集会 9月28日、長野県教育会館で「広島差別事件・長野真相報告集会」が187人の参加でおこなわれました。この集会は、全国連長野県連をはじめ、憲法改悪とたたかう人士、県内でさまざまな住民運動にとりくむ人々が結集した「広島差別事件を許さない長野県実行委員会」の主催でおこなわれました。
広島から差別をうけた金平玲さんはじめ広島支部、そして関西、関東の全国連のきょうだいがかけつけました。さらに富山、新潟から差別とたたかう仲間からの熱いメッセージが寄せられました
長野青年 差別事件を再現 青年部の寸劇
集会のオープニング。長野県連の青年たちが、寸劇で広島の学生の合宿での差別暴言の数々、Nによる「糾弾は人格の否定」といいはなった電話を再現し、これと真っ向からたたかう決意を披露しました。

社会正義から断固、糾弾する!
実行委員長あいさつ 宮下徳雄さん
憲法第9条は世界の宝です。第11条の基本的人権、第14状の人間の平等、25条の健康で文化的な生活を営む権利が規定されています。
しかるに、このたびの広島差別事件は憲法に背をむけて、挑戦的誹謗・中傷と申すべく、断じて許されるものではありません。衣・食・住、その住宅が社会生 活の本拠です。その本拠を守る住宅闘争を「ものとり主義」と言うに至っては、社会正義から断固として糾弾されなければなりません。

部落差別への反省の努力を放棄し、
デマで敵対する革共同を許すな!

全国連本部あいさつ 中田潔書記長
革共同は真摯に話し合うことも拒否し、差別について、反省と自ら過ちを悟る努力を完全に放棄してしまいました。だから、私たちは絶対に許せないのです。 そのうえ革共同は、差別をしたことを居直るために、全国連に対して、ウソとデマで誹謗中傷し、狭山闘争までも分裂させせ、運動を妨害するということもやっ てきました。
私たちは広く真相をひろめ、ともにたたかかう人々をつくり、差別をしてもあたりまえだというような革共同を孤立させ、反省を求めていきます。
10・26東京で、狭山中央集会を開催します。権力を喜ばす分裂集会を打ち破り、狭山差別裁判糾弾、狭山再審に勝利に向かう集会を開催します。

糾弾闘争から逃さない!
■金平玲さん
学生らは、私を手先にして全国連や部落解放運動を革共同のいうとおりにしたがわせようとしていた。それができなかったはらいせに差別をしてきたのです。 彼らは「差別じゃないのか」と訴える婦人にまで、「うるさい! お前はだまとれー」と叫んだ! 彼らが糾弾闘争からどれだけ逃げ回ろうと、絶対許しませ ん。部落差別は許さないというたたかいを広げていきます。

■上田支部準備会
私たち部落民の怒り、「差別はいやだ!」というたたかいをつぶそうとすることは許せない。「革命」「世の中をよくしよう」といっている連中が、差別をする。ふざけるなといいたい。

■芦原支部より
住宅闘争をたたかう私ら33人に追い出し裁判がかけられる。住むところを奪う攻撃を許さない。われわれは、「ものとり主義」ではない。生きる権利を取り戻しているのだ。

■篠ノ井支部
私たちは差別から逃れることはできません。差別に立ち向かい、一歩前にでてたたかう。大中小の集会で真相をひろめていきます。

できるだけ多くの人に真相をしらせよう
実行委の訴え 小森勝重・長野県連委員長
(今後の方針から)  とり組みの中で多くの人々と話し合い、討論し、続々と差別事件を許さない声があがり、集会への参加となりました。部落の中、駅頭で、市民の様々な集会等々でビラがまかれ、訴えがなされました。会社や友人などに部落民宣言が行われ、一緒にたたかって欲しいと熱っぽく訴えられました。
これらのとり組みは、組織が違う解同本部派に所属している部落の人々や、未組織の人々だったり、あるいは私たちが今まで顔も見たことも、話したこともなかった人々とめぐり会いました。山が動き始めたということを肌で感じています。
ついに差別事件に対する反撃は開始されたのです。もっと、広島差別事件の真相をまわりの人々に話して知らせて下さい。できるだけ多くの人々に知らせて下さい。

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