6・13広島差別事件と西郡住宅闘争を考える住民集会が成功!

(2008年07月13日)

  西郡から広島差別事件糾弾の声あがる!
不当処分をはねかえし、青年部が奮闘


西郡集会 6月13日、西郡の桂人権コミュニティーセンターで「広島差別事件と西郡住宅闘争を考える住民集会」が、地元・西郡の多数の住民と全関西から応援にかけつけた全国連の同盟員、120人の参加でかちとられました。
この集会は、2・24広島差別事件の真相報告集会に参加したことを理由に西郡支部から「不当処分」をかけられている吉岡青年部長を先頭に、実行委員会がよびかけたものです。  
村の中へ入り

集会の趣旨説明では、「『広島差別事件糾弾をとりくまないのはおかしい』『処分反対!』と、村のなかでビラをまき、処分反対署名をうったえてきた。僕たちは今日を境に、本当に村の人たちの思いにたった運動を進めていく」と力強く宣言しました。
このあと、「広島差別事件って何」と題して、スライドの上映と、広島からかけつけた金平玲さんのアピールがおこなわれました。福島町住民の住宅をめぐる身体をはったたたかいの歴史が映しだされ、これを「ものとり主義」と罵倒する部落差別への徹底糾弾が訴えられました。

西郡集会 「白旗」デマ許さず!
つづいて、奈良の住宅闘争の報告です。住宅家賃値上げ反対組合の大橋代表、差し押さえを受けた住宅組合員さんたち、共にたたかう奈良市従業員労組から、裁判の判決や行政と一歩も引かずやり合い、勝利を積み重ねていることが生き生きとかたられました。
口先のお題目ではない本当の実力闘争の報告は、「(住宅闘争で)奈良は白旗をあげた」とデマをさけぶ革共同に追随する西郡支部の一部役員の破廉恥さをうきぼりにしました。
いよいよ、西郡支部青年部が登壇。広島差別事件にたいする怒り、住宅闘争を団結してたたかう決意、自分たちで本物の全国連支部をつくる決意をかたりました(別掲)。

処分は認めない!
3人の発言のあと、全国連中央本部の提起を中田書記長がおこないました。中田書記長は、まず、「吉岡君への処分を、全国連としては絶対に認めない」と、きっぱりと宣言。そして「今日の集会をかわきりに、西郡に支部はできたが、まだまだ十分に部落解放の魂を入れることができなかった宿題を、青年たちとともに果たしていきたい。明け渡し攻撃とたちむかい、部落の生活と権利を守る解放運動を進めていきたい」と決意を語りました。
このあと、参加した西郡住民からの今の支部の現状を危ぶむ飛び入りの発言、そして関西各支部から青年たちへの激励の言葉がかけられ、吉岡青年部長の団結ガンバローで集会がしめくくられました。
ついに、西郡の住民にたいしても広島差別事件の真相があきらかにされました。そして、革共同による西郡支部の引き回し=全国連の分裂策動とたたかい、住宅闘争に勝利する新たなたたかいがはじまりました。
全国の同盟員、部落のきょうだい、たたかう労働者は西郡支部青年部と心ひとつに、革共同による全国連破壊策動をうちやぶろう!

青年部の決意
差別とたたかう
●A君 「玲さんへの差別は本当に許せない。これを『差別でない』という支部は絶対におかしい。今の支部は、差別を受けた人たちの気持ちを分かろうとしません。そんな人たちがなんで『団結』をいえるのか。仲間が差別で困っていたら、助けるのがあたりまえです。平気で知らんぷりをし、吉岡君を処分するのは絶対に許せません」。

住宅闘争勝利へ
●B君 「住宅裁判をたたかってきました。行政のやり方が許せなかったからです。裁判の途中で支部が結成され、吉岡君と共に青年部で活動してきました。僕は今も家賃供託をしています。住宅闘争には村の生活がかかっています。供託を軸に、団結してたたかっていきます」。

村に責任をとる
●吉岡青年部長 「住宅組合員さんだった人から話を聞かせてもらった。『悔しいけど、どうにもならず供託をおりた。支部に何度も相談したが、1人でいけ! 支部に最後の最後にきりすてられた』『結局、あの人らに利用された…ひどすぎる』。この現実に僕が早く取り組めなかったのが悔しい。支部が、住宅闘争にたいして、こんなに無責任だから、「住宅闘争はものとり主義」といわれても腹が立たないのだ! また広島差別事件を西郡住民にかくすために住宅闘争を利用できるのだ。そういう支部から処分されたが、一緒にたたかう仲間がいる。僕たちの力で、本当に村を守り、責任をとる解放運動をつくっていく」
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