子どもたちが通う小中学校に 「日の丸・君が代」はいらない

(2008年02月25日)

 

教育長への申し入れ(2月25日) 奈良・古市の支部員、保護者が申し入れ

 【奈良・古市支部】奈良市では現在、古市の地元校を含む小学校1校、中学校6校の合計7校で卒業式・入学式に「日の丸・君が代」を完全実施できていません。全国連を先頭とする部落大衆と教育労働者の不屈のたたかいの勝利です。

教育長を追及

 しかし奈良市教育委員会・教育長は、今年は何としても強行しようと、当該の校長を再三よび出し、「職務命令」まで下しました。
 絶対に、「日の丸・君が代」を強行させてなるものか! 私たちは、『百万人署名運動奈良県連絡会』の仲間と共に2月25日に教育長に対して、申し入れ行動をおこないました。
 中川教育長は「国旗・国歌が嫌いな人がいるというのは音楽や体育を嫌いな子がいるのと同じ。きっちり理解できるように学校でキチンと指導していくようにする」というふざけた答弁をしてきました。当然にも参加者から糾弾をあびせられると「時間ですので」とスゴスゴと退席しました。なんの正義性もないことを教育長みずから露呈したのです。

地元の学校にも

 3月5日には古市支部として地元の小学校・中学校に申し入れをおこないました。対応した校長と教頭は色々な言い逃れをしつつ、「教育長からの厳しい職務命令が出ておりますので…」と、今月の卒業式から「君が代」を式次第に入れるといいます。小学校では子どもたちが式場に入場する前にカラオケのテープを、中学校では校歌斉唱の前に歌のテープをそれぞれ流すというのです。
 こんなものは断じて認められません。参加した保護者、支部員さんの厳しい追及がつづきました。校長はなんの説得力もない答弁に終始し、最後には沈黙してしまいました。私たちは古市支部からの「日の丸・君が代」に反対する「請願書」を増し刷りし、全職員に配布することを約束させました。同時に、卒業式・入学式の内容を再検討するよう迫りました。

村で反対署名も

 古市では、卒業式・入学式を迎える保護者への「日の丸・君が代」反対の署名活動にとりくんでいます。引き続いて、保護者独自の申し入れ行動が予定されています。古市支部は教育現場での「日の丸・君が代」強行を絶対に許さず、広く呼びかけ、断固反対のたたかいを貫きます。
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