広島差別事件糾弾闘争に部落大衆、労働者の総決起を!

(2008年02月10日)

  奈良の糾弾要綱学習会でAさんが報告(1月29日) 差別を告発したAさんのアピール

いっしょに差別とたたかいたい…この思いが踏みにじられた

 私は広島支部青年部長をやっています。自分が住む福島町の子どもたち、中学生ら、そして親たちと一緒に、差別とたたかいたい。そのために全国連を大きくしたい。そのためには青年ががんばらないといけないと思い、部長を引き受けました。また、自分が通っている大学でも「解放研」をたちあげてたたかっています。一緒にたたかってくれる仲間、そして全国連に共感し協力してくれる教授もあらわれ、本当に自分のたたかいに確信がもてました。  そして、部落解放のためには、さらに一緒にたたかってくれるなかまがほしい。だから積極的に全学連に加入し、自分も反戦闘争や労働者集会などをともにたたかってきました。部落解放と帝国主義の打倒、労働者による革命はひとつのものだからです。もちろん、なかなか部落解放運動のことを正しくわかってくれない学生には、もどかしさを感じていました。しかし、討論を重ね信頼関係をつくっていけば、絶対にわかってくれると信じていました。

 罵声が胸をさす

 ところが8月29日の学習会で、耳を疑うような発言が次々と私に浴びせかけられてきました。彼らの主張にたいし、私が「差別とどうたたかうのかの内容がない」といいました。
 すると、彼らは部落解放運のことなど考える方がおかしいのだといわんばかりに、「全国連のことしか考えてない」「全国連は物取り主義だ。住宅家賃値上げ反対闘争がそうだ」。「中田書記長はリーダーとしてふさわしくない」「全国連を新体制にすべきだ」…。一斉にいろいろな差別発言がこれでもかこれでもかと繰り返されたのです。
 そのひとつひとつが私の心臓につきささりました。私が一番腹が立ったのは、住宅闘争にたいして「物取り主義じゃないか!」と、かれらは吐き捨てるように叫んだんです。住民が生活ぎりぎりでたたかってきた住宅家賃値上げ反対闘争を「物取り主義」とは、どういう思想なのか! ふざけるな! 一部の学生からどうしてこんな言葉を言われんといけんのんか! 悔しかった。全国連にたいする破壊の意図を感じたし、部落民にたいしてなめている! 絶対に彼らを許しません。

自己批判させるまで一生たたかいます

 さらに許せないのは、差別糾弾闘争を学生が公然と否定していることです。事実確認をしようと待っていたときに、私のところへ電話で「糾弾は相手の人格を否定することになるんだよ。わかっている?」…と、信じられない言葉が返ってきました。彼らは、どんなに私をくるしめたのかわかろうともしないのです。
 彼らはいまでも事実確認会を拒否しています。それどころか、「話し合い」にさえ応じません。1月のことです。支部青年部で広島大学に会いにいきました。彼らは「話し合いなら行く」といいました。そのあと、「絶対に来るんだね」と念押しの電話したら、「話し合いなら絶対に行くよ」とこたえました。しかし、その翌日、深夜になって「やっぱりいけない」と電話がかかってきました。なんでと聞いたら、「全国連が2月24日に真相報告集会を予定しているから」だといいいます。まったく、理由になってない!
 糾弾を否定するのは、私らの「差別をするな!」と怒る権利、生きる権利をかけたたたかいを否定することです。それは、部落民に「差別されて、死ね!」といっているのと同じです。絶対に許さない!
 彼らは事実確認や糾弾から一生逃げるつもりだと思います。私は、徹底糾弾で自己批判させるまで一生追いかけてやります。みなさん、ともにたたかいましょう。
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