広島差別事件を徹底糾弾する!

(2008年02月10日)

 

広島差別事件徹底糾弾を決議(1・12拡大中央委) 2・24真相報告集会(大阪)に結集を!
-部落解放同盟全国連合会 中央本部-

 すべての同盟員のみなさん! 全国の部落のきょうだい、労働者のみなさん! 部落解放運動を侮辱する絶対に許せない差別事件が、「革共同」(革命的共産主義者同盟)によってひきおこされました。部落解放同盟全国連合会(以下、全国連)は、徹底糾弾することを宣言します。

住宅闘争を「物取り主義」と罵倒 

 8月29日、広島でおこなわれた「マル学同」(マルクス主義学生同盟=「革共同」傘下の学生組織)の合宿に参加していた部落出身学生Aさんにたいし、他の参加者から一斉に「全国連は物取り主義だ」「住宅闘争がそうだ」なる悪罵があびせられました。仲間をもとめ討論に参加したAさんにたいし、彼らは部落解放運動への侮蔑と罵倒をもってこたえたのです。部落解放、全人民の解放をめざして参加したAさんの思いがずたずたに踏みにじられたのです。全国連は、まずこのことを絶対に許さない!
 さらに、全国連は住宅闘争にたいする「物取り主義」なる罵倒を糾弾します。新公営住宅法による「応能応益制家賃」は、まさに部落の団結を破壊する攻撃です。これにたいし全国連は、唯一、10年にわたって絶対反対を貫いています。私たちの先輩が部落差別をなくすために命を削ってたたかいとった同和住宅。これに住む権利を守る住宅闘争こそ、部落の生活と団活をまもる、差別とのたたかいそのものです。住宅闘争にたいし「物取り主義」と、泥棒や利権あさりのように言うことは断じて許されません。
 「革共同」は、Aさんと広島支部、全国連の再三にわたる「事実確認会」の申し入れを拒否しています。そのために、彼らは「糾弾は相手の人格を否定するもの」などと政府・国家権力とおなじことをしゃべりだしました。いまでは「革共同」は「差別事件はデッチあげ」などと、ふれまわっています。事実確認から逃げ回り、「デッチあげ」と言うに至っては前代未聞です。飛鳥会事件いらい強まった「部落解放運動そのものが悪」という国・行政、警察、マスコミらが一体となった攻撃に、「革共同」も屈服し、その手先となったのです。
 全国連は、たとえ相手が深く共闘関係にあった「革共同」であろうと、部落差別にたいしては毅然と対決します。広島差別事件についての真相報告集会を2月24日、関西をかわきりに全国でおこないます。すべてのみなさんに結集を訴えます。
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