広島差別事件 2・24関西真相報告集会 詳報 4

(2008年02月24日)

 

中田書記長 全国連にたいする「引き回し」 解体策動を絶対に許さない!

全国連からの提案 中田 潔  書記長

 革共同がなぜ、これほど悪質な差別事件を引き起こしてしまったのでしょうか。
 やはり、いまの改憲と侵略戦争の動きです。この困難な局面に直面し、革共同が「差別など問題にすると労働者が団結できない。労働者がたたかえない」と主張しはじめました。

 革共同は「水平社解消論」と同じ過ち、部落解放運動の解体を言い出したのです。
 もう一つ。革共同は「私が書記長としてふさわしくない。新体制でやるべきだ」と、考えているようです。そして、その手先にAさんをオルグして全国連のなかに分裂と対立をつくりだして、革共同のいいなりになる全国連につくりかえようとしたことです。
 しかし、差別され、虐げられている部落大衆こそが部落解放運動の主人公です。この部落大衆が差別をやめろと声をあげ、拳を振り上げてたたたかうことが部落解放運動で一番大事にされなければなりません。特定の党派が好きなように引き回そうとすることは、部落解放運動を冒涜し、部落民の自主解放のたたかいを蹂躙し、抑圧するきわめて差別的な態度です。
 この糾弾闘争は絶対に負けることはできません。住宅闘争を「物取り主義」とさげすみ、私たちの運動を侮辱した革共同が、この差別をおおい隠すために「差別糾弾闘争よりも、住宅闘争が大事だ」と、部落大衆の住宅にたいする思いを逆手にとって、部落民同士を敵対させようとしています。こんな革共同を差別者集団といってなにが悪い!
 私たちは、次に広島で真相報告集会をひらきます。そして全国で開催します。憲法改悪、戦争に反対する労働者、民衆と共に手をつなぎ、革共同に謝罪をもとめる陣形をつくっていきます。
 最後に、17回大会から住宅闘争で新たな全国闘争をはじめます。この10年の住宅闘争を総括し一大決戦にたちあがります。全国連の住宅闘争に心からの支援をお願いします。差別のない世の中を、ともにつくりましょう。
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