門野打倒-再審勝利へ 要請行動に決起

(2007年10月30日)

  門野裁判長は辞任せよ!(東京高裁前)  各地でのとりくみを成功させた全国連と共闘は10月30日、東京高裁と東京高検への要請行動に決起しました。
 午前中の集会、昼休みの霞が関デモをうちぬき、高裁への要請にむかいました。
 要請団はあらためて東京高裁の寺尾判決を糾弾し、「寺尾と同じような推論で名張再審をくつがえした門野裁判長はただちにやめろ」と要請しました。
 高検への要請では、6月末に担当検事が遠藤検事に交代したことが判明。数ヶ月ペースの交代に「責任もって狭山の証拠類の管理や内容の把握ができるのか」とただしました。
 また今回は「被害者の腕時計」やその保証書など、開示を要請しました。
 成塚担当官とのやりとりは以下のとおり。 ○国会でも、保証書は警察官が領置して検察に送られているはずとあるが。
●成塚「そういう手続きをへているなら、検察にあるでしょうね」
○品ぶれと発見された時計がちがう、その真相を追究する必要があると思わないか?
●成塚「そうだとしたら、必要あるでしょうね」
○狭山事件の証拠をみたことは?
●成塚「はい、ありますよ」「書類はみたことがあります」「調書とかですね」
○それらをみて、これまでの要請の内容とあわせて、どう感じられました?
●成塚「個人的な感想はいえませんので」
○佐々木検事は「証拠開示の判断基準は、請求証拠が新規明白性をもつかどうかがポイント」などといっているが、これまでよりさらに後退しているではないか。
●成塚「検察はこれまでどおりの考えをいっていると思う。そのへんは弁護団にきいてほしい。なにか弁護団の理解とくいちがいがあったのではないか。かわったということはない」 「誠実に対応している」
 「誠実に対応」などというのは、証拠やそのリストを開示してから言えということです。
 一般的には「真相究明の必要性」を認めながら、証拠リストすら開示しないなど許すことはできません。門野体制打倒、証拠開示・事実調べ実現へさらにたたかおう。
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