狭山集団登校を復活させるぞ!

(2007年10月11日)

  狭山集団闘争復活への決意語る保護者 昨年12月 奈良・古市支部の決意

 【奈良・古市支部】今年の狭山10月闘争は「古市の集団登校をいかに成功させるか」ということに集約されているといっても言い過ぎではありません。これは、古市とか奈良のとりくみということにとどまらず、関西の、そして全国の部落のきょうだいが注目し、かつ、これからの部落解放運動がどっちに向くか、という大問題であり、去年よりも重要な歴史的分岐点だと考えています。

昨年「中止」の悔しさそそぎ、団結して村ぐるみのたたかいで

 昨年、古市のムラは本部派幹部の腐敗・堕落・裏切り、警察権力とマスコミによってグチャグチャにされました。そして、様々な苦難を乗り越えながら20年以上やりぬいてきた10月の狭山集団登校も、差別投書と脅迫まがいのインターネットへの書き込みによって「子どもらへなんらかの危害があったら大変だから、やむをえない」という理由で中止に追い込まれました。事実上、古市の狭山闘争もいったんつぶされたということです。その流れに全国連ものみこまれてしまいました。くやしい。本当にくやしい出来事でした。
 しかし、古市支部は年末の『12・12住民集会』、今年春の『全国大会』、6月の『支部大会』で「まずはこの現実を認め、この現実から出発して“新たな歴史”をつくりだそう! 2007年の10月には必ずリベンジを果そう!」と誓い合ってきました。それは、マスコミや日共による同和バッシングと差別キャンペーン、差別行政による生活破壊、警察による弾圧、本部派による糾弾闘争の後退が一層加速する中、我々全国連が本気で決起しなければ解放運動は本当に絶滅させられてしまうからです。でも、私たちには誰にも負けない闘争精神があります。古い解同時代、全国連創立過程、そしてそれからの15年、私たちはことごとく「不可能」と言われることを可能にしてきました。今こそその闘争精神と団結力を発揮するときです。狭山を基軸とした10月闘争にするため全力を尽くします。みなさんの暖かい支援・連帯をよろしくお願いします。
 「子は親の鏡、親は子の鑑」です。子どもが決起するもしないも大人にかかっています。古市の場合、主人公は小中学生と保護者なので、「支部が勝手に決定して、勝手にやる」という独りよがり的な取り組みでは成立しません。ある意味、画期的な闘い方であり、いかにムラ中の全ての保護者がひとつになるか、ということが問われます。そのためにはまず保護者たちの心を揺り動かし、考え、悩み、ケンケンガクガクの議論をどれだけつくりだすか。いっさいはそこにかかっています。
 そうした中で、誤解を恐れずに極論すれば、たとえ当日の子どもの参加率が5割でも4割でも、いや2割や1割でも構わない。1人でも2人でも構わない。闘いを貫徹する親と子がいるかいないか、そして、その闘いを昨年のような妨害や脅迫があったとしても身を挺して防衛し抜く陣形を登場させられるのかどうか、そこが絶対的な核心問題といっても過言ではありません。
昨年の教訓と、圧倒的な決意をもって、①親の会をはじめとする全ての大人が決起するようなとりくみ、②たとえ一人になったとしても決起する親子の闘い、③そしてその闘いを守り抜く全国連の大団結をめざし、古市支部は26日までの残りの間、悔いの残らない、そして必ずや貫徹し、勝利するための活動に全力をつくします!
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