生きる権利をとりもどそう　－９・２東大阪行動へ－

　

たたかうきょうだいが”世直し”よびかけ 

　９月さかぐち必勝へ、熱戦つづく東大阪市で、「年金かえせ！　生活できる仕事と給料をよこせ！　憲法改悪やらせへんで！　老いも若きも力をあわせて世直しや！」をかかげ、９・２東大阪市民大行動がよびかけられています。

　この行動は、荒本支部とならんで、年金、医療・介護の保障を求めてたたかう国健会、荒本平和診療所労組、八尾北医療センター労組、関西合同労組など、さかぐち克己とともに「生きる権利をとりもどせ！」とたたかう東大阪と河内地域の市民がよびかけています。
　参院選では安倍政権の悪政に怒りがふきだしました。しかし、この政治をかえるのは民主党でも国会でもありません。わたしたち自身の団結と行動です。
　全国からもかけつけ、ともに安倍政権や長尾市長の部落民いじめの政治に、怒りの行動をおこしましょう。

もう許さない！ ムラの生活破壊

　７月29日から毎夕に荒本の団地各棟でひらかれている「さかぐち克己を囲む会」（１面に写真）では、村のきょうだいの怒りがふきだしています。

●60代女性　えっ！　国保の保険料またそんなに上がるの！　来年に医療制度改悪？　また！　ちょっと待って！って言いたくなる。ムラの年金生活者とか、どないして生きていけゆうねん！

●60代男性　北部環境事業所もあと２カ月で民間委託される。現業の給与表も下げられた。役所は30才の人を３年バイトでやとってあとはクビというやり方。33でクビにされて、そのあとどうやって仕事みつけえ言うんや。民間委託にしても、入札で委託料がどんどん下げられる。しんどい目にあうのは、全部働いてるモンや。現業の民間委託は部落問題。ゆうていかなあかん。

選挙で解放運動もかえていかないと

●60代男性　こんな状況やのに、再建（本部派）の役員なんか支部長も副支部長も、家賃値上げに反対もせんと、ムラ出てるやろ。もう、ムラのことなんかワガらには関係ないゆうことやろ。
　しかも再建はどうせ次も、松嶋（蛇草の部落からでている議員）を推すやろ。そやけど、だいたい、蛇草の人も松嶋なんかムラのこと、なんもしてくれへんてゆうてるで。
　自分のムラのこともできん議員になんで荒本のムラのことまかせられるんや！　もっと、そういうとこ、再建の支部員にもゆうていかなあかん。

部落の医療の砦と職場を守りぬく

●30代女性、荒本平和診療所職員　長尾市長は、私たちの職場である荒本平和診療所つぶしをやめてください。
　医療を金儲けの道具にしてはならないと思います。私たちは、誰でも安心して医療を受けられるように、地域医療に取り組んできました。
　もうからないし、給料も安いけど、私たちは、この診療所で働くことに医療労働者としての誇りを感じてるんです。
　医療制度改悪も許さへん。力をあわせたたかいましょう。

ともに９・２三ノ瀬公園へ　世直しの力みせようや！

●荒本平和診療所労働組合・和田委員長　今年３月に長尾市長は、わたしたちにはなんの相談もなく、いきなり補助金打ち切りと市からの派遣職員２名のひきあげをうちだしました。
　これじしんが患者さんやデイの利用者さんに大きな不安を与える許せないものです。
　看護体制がととのっていてこそ、診察もデイも安心して利用して帰ってもらえる。
　労組は守る会、住民と総力で市への抗議行動を展開し、全面ひきあげをおしかえしながら体制をやりくりしていますが、たたかいはまだこれから。
　いまは夕方の勤務終了後、労組が中心になって、周辺地域に診療所守れの署名をよびかけています。
　公明党や共産党の支持者もいるが、わたしたちの訴えをきくと署名してくれる。
　そういう人たちに、長尾の地域医療切り捨てを許さないたたかいを訴えていきたい。
　９・２大行動は、診療所を守るために、労組として総力で参加します。いまの地域医療の現状を知ってもらうためにも、全国からぜひ参加をお願いします。ともにたたかいましょう。

●60代女性（国保と健康を守る会）　昨年は、介護保険が30％も値上げ、国保も値上げ、ところが年金は６％も下がりました。
　今年は、市民税が何倍もの値上げになりました。来年は、医療費の大変な値上げになります。
　わたしたちはぜいたくをしたいといってるんじゃない。
　まともに生活できる政治をしろといっているのに、政治家たちは、自分さえよかったらいいのでしょうか。
　どこを向いて政治をやっているんでしょうか。国の赤字は、こういう連中がつくったもの。そのつけを、年金しかない高齢者に押し付けるなど、絶対にがまんができません。
　怒るべきです。いま怒らなければ、いつ怒るのですか。わたしたちのパワーで、目にもの見せてやりましょうよ。

●20代女性　わたしは、大手の電気機器の量販店にパートで勤務してます。時給は千百円で、「いいかも」と思われるかも知れませんが、とんでもないですよ。
　パートでも深夜２時までの残業はざら。タイムカードの電源が定時で切られて、何時まで働いたかが記録されず、その間はまったくのただ働き。文句を言ったら、「替わりはいくらでもいる」「おまえなんか死んでしまえ。やめてしまえ」とどなりちらされる。
　経営者は、私らを人間ではなく、使い捨ての道具だと思ってる。国も市も経営者の味方。でも、労働者のほうが力をあわせたら強いはずや。いっかい、目の覚めるようなことやろうよ！

■９月２日（日）
■ひる１じ～布施・三ノ瀬公園（布施駅南500ﾒｰﾄﾙ）
・労働相談
・年金、医療相談
・バザー、コンサート など