7月4日、全国連は「廃棄物処理法違反」なる口実で不当逮捕されていた中田書記長を奪いかえしました。6月13日の逮捕いらい23日間にわたる本人のがんばりと、全国連、共闘の全力をあげた反撃によって、権力がねらった起訴=長期勾留をはばみました。
みなさまのご支援に心よりお礼申しあげます。
私たちは、公安警察による全国連つぶしの政治弾圧を絶対に粉砕できる。私たちは、この点に強く確信をもち堂々と胸をはってそう宣言します。
しかし、当初のねらいを粉砕された権力は、報復的に「略式起訴・罰金」という手段に訴えてきました。これ自身、逮捕までするような問題でも、ましてや公安警察がでてくる問題でないことを証明しており、弾圧のデタラメさを際だたせています。しかも、高額の「罰金」をふっかけ、全国連と中田書記長を兵糧攻めにしようとしてきたのです。
こんな卑劣な攻撃も、全国連の団結と怒りの前には通用しませんでした。即座に全国から「弾圧粉砕」の特別カンパが集中され、中田書記長を奪還しました。
その日の夜、荒本支部は荒本会館で、中田書記長奪還の報告集会をおこないました。
9月選挙勝利へたたかおう
満場の拍手のなか中田書記長と、一緒に逮捕されていた共闘の仲間がかえってきました。中田書記長は「みなさんのおかげで帰ってこれました。お礼申し上げます。仕事上のことを利用されて逮捕されました。本来なら逮捕されることでも、勾留される内容でもありません。なんとしても全国連の解放運動にキズをつけたい。それが今回の弾圧です。この弾圧をみなさんの力でうちやぶりましょう。私も早期にでてこれましたので、9月の阪口選挙にかつために、その責任を果たします。部落解放運動つぶしの攻撃と先頭をきってたたかっていきます」と決意をかたりました。
共に逮捕された仲間も「あらためて全国連、荒本の力を感じました。荒本つぶしはできなかった。9月の選挙に勝利したい。ともにたたかいます」と語りました。
このあと、国賀祥司泉佐野市議、弾圧粉砕カンパをもってかけつけた西郡支部はじめ関西の全国連各支部、共闘のなかまからともにたたかう決意がかたられました。
住宅闘争でも実力闘争を! 大衆決起こそ回答
今回の弾圧とのたたかいで、全国連は住宅闘争の勝利も切りひらきつつあります。
国・行政の「給料差し押さえ」「明け渡し」攻撃にたいし、全国連は八尾市議選の勝利で反撃しました。また、「給料差し押さえ」攻撃にたいして、奈良でますます激しい大衆決起をたたきつけ勝利しています。
国・行政、国家権力がどんな攻撃をしかけてきても、全国連が団結し反撃すれば絶対に勝てることをはっきりとさせたのです。
住宅家賃闘争でも、すでに開始した大衆的実力闘争をとことん貫いてたたかいましょう。
病院への弾圧粉砕へ
弾圧とのたたかいは、いまも激しくつづいています。7月11日、大阪府警は、今度は富田町病院、下田部病院への弾圧をおこないました。絶対に許せません! 全国連は弾圧の完全粉砕まで、ともにたたかいぬきます。