「応能応益制」家賃の白紙撤回を! -奈良-

(2007年06月01日)

 

市の職員にビラまき(6月1日 奈良) 給料差し押さえ強行した奈良市長に大衆闘争を!

 【全国連・奈良】私たちは、「行政に逆らう者は給料を差し押さえする」という奈良市に対し、大々的な大衆的抗議闘争をたたかいぬきました。そして、4月の「給料差し押さえ」を撤回させました。

 しかし、5月、奈良市は、15名の給与所得者に対して、「給与差し押さえ」を強行しました。自治体労働者のみならず民間企業の労働者に対しても強行したのです。しかも、給与の差し押さえによって最低生活費(生活保護基準)を下回る住民が出てきたのです。
 私たちは、4月22日の自治体労働者の給与支給日にあわせて、4度目の大衆抗議行動を行いました。「市長にあわせろ!」「生活ができない! 死ねと言うのか!」と50名の大衆が奈良市役所秘書課に2時間半にわたり、座り込みと交渉をおこないました。
 市長を始め副市長・建設部長・市長公室長は、私たちに恐れをなしてか「出張」・「外出」して留守。市長からは「担当課に任せてあるので、担当課で対応を」と伝言し、自らの責任を部下に押し付けるという無責任極まりない態度で、私たちから逃げ惑うばかりです。
 最低生活も維持できない(生活保護基準以下)7万円以下の生活を給与の差し押さえによって強要した奈良市長の責任は、絶対に免れることはできません。「法令遵守」を掲げる市行政が憲法違反を犯し、「役所の言うことを聞かないものは生活などできなくてもかまうものか!」「部落民など食べていけなくても生きられなくても知るものか!」という部落差別そのものです。この日対応した建設部次長・住宅課長・人事課長に対して、奈良市の差別行政を許さんと、住民による徹底糾弾がたたきつけられました。
 対応した奈良市幹部は、「自分たちでは責任取れない。市長の判断しかない」と答弁しました。住民と市長との直接対決以外に解決はないことを再確認させました。総括では、市長への直接行動やビラまき、デモ、座り込み等あらゆる戦術を駆使し、労働組合とも一緒になって大衆交渉をたたかいぬくことを全員で確認しました。
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