「応能応益制」家賃の白紙撤回を! -兵庫・西宮-

(2007年05月16日)

 

裁判闘争に集まった住民(5月16日 西宮)  「不当な家賃は払えない!」  西宮市を相手に住民が提訴 

 【芦原支部】西宮市行政は、昨年11月から督促状を毎月送りつけてきています。そこには、およそ1人200万円ほどの金額を「一括で払え。分割もできるが最長3年であり、毎月の家賃に足して支払え。払えないなら住宅を明け渡せ」と書きつけられています。こんなものは、到底認められないばかりか、現実に払うことはできません。

 しかし西宮市は、「払えないなら出て行け」との対応を繰り返すのみで、この4月にも賃貸借契約の解除ー明け渡し裁判を行おうとしていました。
 供託者で討論を積み重ね、「三里塚のようにたたかおう」との全国連大会決定を受けて、強制執行も見据えながら、毎月の行政闘争は堅持しつつ、市職員に向けてのビラまきなどをはじめるとともに、「払える家賃しか支払う必要はない」との趣旨で新たに裁判を起こすことを決定しました。3月27日に供託者51名で裁判を申し立て、5月16日に第1回めの公判がたたかわれました。西宮市は、決して首を縦にふらず、次回7月11日に継続となりました。
 部落差別をなくすために、運動の力で建てさせた改良(同和)住宅からの立ち退きを求める権利など、行政や裁判所にはありません。たとえ何年かかろうが、わたしたちはトコトン抵抗闘争を貫いて、なんとしても勝利します。
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