「応能応益制」家賃の白紙撤回を! -広島-

(2007年05月22日)

 

判決からただちに対市抗議行動にたつ(5月22日 広島) 広島高裁の不当判決弾劾!  「明け渡し」絶対に許さない

 【広島支部】広島高裁は、5月22日、地区住民の「応能応益制による家賃値上げは差別であり、違法であるから撤回せよ」という主張をしりぞけ、全員に市が決めた家賃を払えという不当判決を下しました。絶対に許すことはできません。

 しかも、家賃供託をたたかう71人のうち55人にたいしては一審判決にあった「明け渡しは権利濫用」として却下しておきながら、16人だけには「明け渡し」判決をくだしました。住民の会の団結をバラバラにしようという、卑劣な判決です。
 判決文が読み上げれるや、「こんなデタラメな判決は許さないぞ!」の怒りの声が上がり、ただちに上告が宣言されました。
 原告団長の李さんは「一人の明け渡しも許さず、団結してたたかおう」「これからすぐに市役所にいって全員で市を弾劾しよう」と戦闘宣言を発しました。これに40人がこたえ、市にたいする追及がたたかわれました。
 「市がやってきた住宅の不正(『売り買い』を放任してきた)を認めろ」「明け渡せと言うなら、元の家を返せ!」「継承を認めないというのはなにごとか!」「子や孫にわたって住めると、当時の課長は約束していた。おかしいじゃないか!」…住民の怒りがぶつけられました。
 住宅管理課の課長は、まったく応えられません。そしてなんと、自らは福島町のど真ん中にある西区役所に勤務した経験がありながら、「当時、差別があるとは感じていなかった」などという暴言で開き直ろうとしています。徹底糾弾しなければなりません!
 広島支部は住民の会と力をあわせて、団結をより強化して、対市糾弾闘争、村内集会・デモ、座りこみなど、あらゆる行動でたたかっていきます。
 住宅闘争と結合して、7月21日~22日、広島全婦(婦人部大会)の成功へ全力を尽くします。
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