5・20狭山中央闘争 主な発言の要旨
部落解放の力で選挙に勝利 -大阪・西郡支部 末光事務局長(八尾市議)-
わたしは1969年学園闘争のさなか、学生が自主運営する講座ではじめて石川さんのたたかいを知りました。医師派遣も学生が支配し、わたしは部落解放のために西郡の村に移り住みました。
4月八尾市議選闘争は、村の内外の住民が差別の壁をうちやぶり、医療制度改悪反対、改良住宅の家賃値上げ反対、憲法改悪反対の3つをかかげて地元の老人、在日外国人、「障害者」…働いても働いても貧しい若者が生きる戦いとしてこの選挙闘争をにないました。
また昨年12月に、住宅家賃供託者への給与差押の攻撃をうちやぶったことが決定的です。八尾選挙の勝利をひきつぎ、9月東大阪のさかぐち選挙絶対勝利へ、西郡支部はともに決起します。
差別行政と非和解の対決へ -奈良から 全国連・大橋中執-
家賃供託者への4月給与差し押さえをいったんは撤回させましたが、市は、差し押さえを撤回したのではなく、5月に延期したのだと、だまし討ちをおこなってきました。
公務員9人、民間労働者6名の差し押さえです。ある人は8万円の手取りで3万円も差し押さえられる。どうやって生きていけというのか! 狭山闘争とこの住宅闘争はふたつにしてひとつであります。国家権力総ぐるみの差別犯罪であり、部落民虐殺の攻撃そのものです。絶対に負けるわけにはいきません。負ければ死あるのみです。
狭山第3次再審闘争の勝利なくして住宅闘争の勝利もありません。とことんたたかいぬきます。
新たな拠点うちたてる -東京・品川支部-
品川支部準備会結成から4年、昨日ついに品川支部を結成しました。まだ少数でたよりないですが。一歩ずつ進んでいきたい。
安倍政権の改憲と戦争、生活破壊、解放運動解体の攻撃に、東京南部、品川の地に真紅の荊冠旗をうちたてて、まっこうから勝負していきたい。「寝た子」のきょうだいしまいに、わけいって、結集をよびかけます。
9月選挙勝利へ起つ -大阪・荒本支部 阪口支部長-
5月14日国民投票法案の国会採決強行をもって安倍政権は、改憲へ手をかけてきた。
あらためていままでのたたかいのありかたを根底から問い直し、はげしい実力闘争をつらぬいていかなければならない。
部落へは、応能応益家賃制度をもって部落の団地に住むことすら認めない。払わなければ差し押さえだ、追い出しだなど絶対に許せない。部落民と労働者の団結をもってはねかえしていかなければならない。
9月の選挙は、密集する反動をうちやぶってなんとしても勝利したい。ともにたちあがってください。
ハンストで団結強化 -兵庫・番町支部-
4月25、26日、応能応益家賃撤回へハンストすわりこみをたたかいました。
神戸市がいっているのはただ一点。応能応益制は収入に応じているから公平なんだと。同和住宅から部落の住民をおいだす値上げのどこが公平なのか。あらためて同和住宅家賃値上げ絶対反対で実力闘争でたたかおう。
7月全婦で狭山勝利へ -広島支部・婦人部-
22日広島高裁で市が家賃供託者を裁判にかけた判決が出されます。わたしたちは10年前に供託をはじめ70人、一軒も脱落せずたたかいぬいています。追い詰められているの国家です。わたしたち婦人が、富山のおかあさんたちが米騒動の先頭にたったように、歴史をぬりかえるたたかいをしていきましょう。
水平社は16回大会で荊冠旗をおろし、侵略戦争翼賛を決定しました。全国連はその敗北をのりこえて、断固として石川無実をわたしたちの手で実現しましょう。
7月21、22日、8・6ヒロシマ大行動につづく広島全婦の成功をかちとりましょう。部落差別、被爆者差別、二重の差別と貧乏のなかでたたかい生き抜いてきた福島町の底力を解き放ち、狭山勝利へたちあがります。
浜松全青交の成功を -関東ブロック青年-
44年たった今も、石川さんに犯人の汚名をきせつづけている安倍政権は、僕らが働いても食っていけない、世の中をつくっている。こんな世の中をぐらぐらにしたい。8月浜松で胸のすくような青年の交流をしましょう。
改憲攻撃うちやぶろう -全国連・金平共闘部長-
改憲攻撃の核心は労働運動、解放運動をたたきつぶすことです。改悪教基法は、全国学力テスト、教員免許更新制で、できない学校は統廃合、たたかう教育労働者は学校から追放、ついていけない子どもたちは学校から排除するものです。
全国連は糾弾闘争としてたちあがろう。地域をあげて改憲攻撃と全面対決へ、米騒動や博多毎日闘争のようなたたかいをまきおこしていきましょう。