改憲=戦争攻撃下の狭山第3次再審決戦へ
差別糾弾の力結集し、5・20狭山中央闘争うちぬく
「部落差別への怒りで第3次再審闘争の勝利へたたかおう!」…石川一雄さん不当逮捕から44カ年の5・20狭山中央闘争は、東京・星陵会館に300名が結集しました。各地から安倍政権の改憲=戦争攻撃の大きな一環である部落差別行政とたたかうきょうだい、労働運動解体の攻撃とたたかう共闘が決起しました。集会は、小林中執の司会で開会。各地からの力強い報告で熱気につつまれ、最後に村上副委員長の団結がんばろうでしめくくり、東京高裁、高検へ証拠開示と事実調べをせまるデモをうちぬきました。(以下、集会でのおもな発言要旨)
きょうだいの無念を力に第3次再審勝利へ総決起を!
-基調報告・全国連中央本部 中田書記長-
なにか事件があれば、部落ではないかと多くの部落青年が同じつらい思いをしてきた。本日をこの部落差別への怒りの日として、全力決起をしよう。
石川さんはメッセージで「今年は場合によっては、裁判所の判断が…」と。裁判長も名張毒ぶどう酒事件で再審決定をくつがえした極反動の門野裁判長になる。再審棄却シフトとみてかまえなければならない。
とくに証拠開示へ力を入れてたたかわければならない。たんに開示要請を強めるというだけでは勝てない。
多くの部落のきょうだいは、石川さんと同じ思いを共有している。裁判闘争を全国のきょうだいの差別糾弾闘争とむすびつけて、検察をおいつめていこう。
解同本部派は部落差別とたたかわず、村で生きる権利すら行政の手先になって売り渡している。
本当に村の人の思いを代表する勢力があれば、きょうだいはたちあがる。西郡の選挙はそれを証明した。9月東大阪市議選も、差別とたたかう全国連の具体的な姿、団結で大衆の前に登場することで勝利できる。
差別との徹底的なたたかいをつくりだし、狭山第3次再審勝利をきりひらこう。
44年の権力犯罪に糾弾を -全国連・狭山闘争本部 小森事務局長-
警察は、貧しいなかで築いてきた部落の家族の絆の強さを逆手にとって、「自白」を強制していった。
鹿児島の志布志事件、富山のタクシー運転手デッチあげなど、今も権力は自白のデッチあげをしている。石川さんにはよってたかって、差別を総動員してやった。この部落差別を糾弾し、第3次再審闘争の勝利をきりひらこう。
差別分断うちやぶる
東日本解放共闘 -井上事務局長-
70年代の10万を結集した狭山闘争はどうやって実現したのか。たんに総評が中央闘争をやったのではない。僕も当時の青年活動家だったが、現場の組合員ひとりひとりが訴えた。もういちどそれを実現し、第3次再審の勝利をもぎとりましょう。
動労千葉 -清水執行委員-
石川さんへの44年におよぶ想像を絶する攻撃は、労働者がたたかいにたちあがろうとしているなかで、差別分断をもちこみ、たたかいを破壊していく攻撃だ。ともにこの分断をうちやぶり、労働者階級としての団結を回復していくためにたたかう。
動労千葉は館山、木更津の運転支区廃止攻撃に対し、現場労働者の怒りを地域住民にまで広げ、非妥協にたたかった。安倍改憲政治の地方切り捨てへの反撃にもなった。
11月労働者集会の1万結集で改憲と戦争政治をうちくだこう!