5・20狭山中央闘争に大結集を

(2007年05月11日)

 

署名で証拠開示を訴える 4月23日 荒本の風呂前 すべてのたたかいを結集し、改憲-差別攻撃うちやぶろう

 石川一雄さん不当逮捕44ヵ年の5・23をむかえます。わたしたちは、この日いらい、警察、検察、裁判所…権力総ぐるみでおこなわれている部落民をイケニエのごとくあつかっている差別犯罪を絶対に許すことはできません。
 逮捕の日から、「俺はやっていない」と叫びつづける石川さんに肉体的、精神的な拷問を1カ月以上もおこない、「自白」をおしつけた警察権力、これを護持している検察や裁判所に怒りの糾弾をたたきつける5・20狭山中央闘争に総決起しましょう。狭山第3次再審闘争に勝利しましょう。

 ごご1時30分から東京・星陵会館での総決起集会と東京高裁を糾弾するデモ行進をたたかいます。翌日の21日には、無実の証拠を開示するようせまる要請行動にたちあがりましょう。
 この2日間のたたかいを全国連は、「第3次こそ勝利の血路を切りひらく」という石川さんの壮絶な決意をわがものとして総決起します。国家権力による差別犯罪を暴きつくし、糾弾する大衆的な実力闘争としてたちあがります。
 なにより、検察がかくしもつ証拠を明らかにさせましょう。
 また、5・20狭山中央闘争は、安倍政権の国民投票法案―改憲と朝鮮侵略戦争の下でかけられている「戦時下の部落差別攻撃」にたいする、全国連の真っ向からの反撃です。

石川さんとかたく連帯してたたかおう

 小泉~安倍政権のもとで吹き荒れる国民投票法案―改憲、解放運動解体の攻撃に対して、全国連は各地で必死の反撃にたちあがっています。
 3月、奈良では、家賃供託者への給与差し押さえ=兵糧攻めに対し、ムラのきょうだいの連日の市役所おしかけで副市長を交渉にひきずりだしました。そして、ついに差し押さえを撤回させ、4月分の給与を実力で振り込ませ、さらに市をおいつめています。
 4月22日、大阪・八尾市議選では、日本共産党の差別選挙運動や解同本部派の妨害をうちやぶり、本部派候補を300票おさえこみ、西郡支部すえみつ事務局長の堂々当選をかちとりました。
 神戸・番町でも、家賃値上げに抗議して、ハンストをたたかいぬき、市庁へのデモをたたきつけ、差別行政糾弾にたちあがっています。大阪・荒本でも診療所廃止の攻撃に職員と住民が団結して対市闘争にたちあがっています。
 「不正と犯罪の温床=部落解放運動を撲滅せよ」という解放運動解体攻撃、「エッタ」差別発言、狭山闘争禁止、家賃供託者への給与差し押さえ、診療所廃止の攻撃、解放教育解体、「日の丸・君が代」の強制など…解放運動と部落民の身を切り裂く攻撃に対し、わたしたちは、「部落差別とたたかってなにが悪い!」「差別を強めているやつらにかならずうち勝ってやる!」という部落のきょうだいのたたかいをきりひらいています。
石川さんを連行する刑事たち 1963年5月23日  全国のムラのきょうだいの想いを、新たに解き放つたたかいと団結を各地でうちたてています。その大結集闘争が5・20狭山中央闘争です。
 「部落民の私を犠牲に選んで、権力の威信回復をはかろうとした、まさに天人ともに許されない悪逆非道なやり方に鋭く批判をくわえ、国家権力の自己批判を迫る」…
 この石川一雄さんのたたかいは、わたしたち部落民をひとりのこらず犠牲に選らんでいる改憲と戦争政治への回答そのものです。狭山第3次再審闘争を部落民みんなの命の砦としてたたかいましょう。
 解放運動絶滅攻撃の暗雲をぶちやぶる、目の覚めるような大糾弾闘争として、5月20日、東京に総結集しましょう。
 各地で、支部、住宅や保育、診療所を守る会、学促など…さまざまな単位で、狭山学習会、紙芝居などをとりくみ、5・20決起を実現しましょう。
 差別裁判所と検察、安倍たちの居座る国会の目の前に、たたかう部落民と労働者階級の大隊列を登場させましょう。全国から黄色ゼッケンと荊冠旗、各団体旗をねこそぎもちよって、大デモをたたかいましょう!

▲このページのトップにもどる