八尾市議選勝利の報告 -八尾市議・西郡支部事務局長 すえみつ道正-

(2007年05月10日)

 

当選がきまって  全国連のみなさんの熟いご支援のおかげで、4月22日、八尾市議選に勝利することができました。
 今回の選挙は、部落解放闘争でかちとった八尾北医療センターと改良住宅を守り、地域医療と部落解放闘争を守り発展させる、みんなの願いがかかった勝利以外あり得ないたたかいでした。八尾北医療センターは、部落差別と闘って、西郡の皆さんが51年前に建てた診療所を引き継いでいます。共産党が途中で職員を引き上げてしまったため、33年前、「医者がいない、誰か来てもらえないか」と呼ばれ、私はやって来ました。

 一般地域の人も含めて年間5万人のお年寄り、「障害者」、在日外国人、貧しい労働者が通院されています。同和対策事業の打ち切りに伴って、八尾市は、解同本部派と結託して、丸尾被告と地元議員を使って、診療所を大病院に売り渡して手を引こうとしました。地域内外の皆さん、労組、医師団は、命の砦を守れとたたかい、自主運営をかちとりました。しかし自民党・公明党は、来年4月から医療制度の改悪と同和行政の打ち切りを決め、共産党もこれに乗っかってでたらめな差別キャンペーンを行って来ました。
出陣式で 4月15日  これに対して八尾北を守れ、改良住宅家賃値上げ撤回、医療制度改悪反対の3つのスローガンを掲げて市議選をたたかい見事に勝利しました。
 33年間の地域医療の実践と、自主運営の中心を担い、日常的に部落差別とのたたかいを自己の課題として担ってきた八尾北労組、八尾北命と健康を守る会、全国連西郡支部、8年間住宅闘争を闘ってきた住宅組合の団結の力、自主運営を勝ち取った力が勝利を切り開きました。家賃値上げ反対の訴えは、改良住宅への応能応益家賃制度導入に賛成した本部派地元議員に400票余りの差をつけ、住宅闘争の新たな発展の展望を切り開きました。地域内外の団結の力は、共産党の差別キャンペーンをはね返し、同じ地域で競った共産党議員を落選に追い込みました。
 選挙勝利をテコに住宅闘争の新たな発展、また議会の内と外のたたかいで、来年4月の医療制度改悪をとめる闘いを推し進め、改憲の安倍政権打倒のたたかいを担っていきます。
 なによりも9月の阪口選挙勝利に向けて全力で取り組むとともに、共産党・長尾市政による平和診療所の地域医療を破壊を許さず、診療所を守る闘いを共にたたかっていきます。
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