ハンスト、デモで住宅行政を糾弾 -神戸・番町-

(2007年04月25日)

  ハンストをたたかう番町住民と共闘 4月24日神戸市住宅公社前  【番町支部準備会】全関西の全国連のきょうだい、さらには神戸空港反対東灘住民の会、関西合同労組をはじめとする労働者の仲間の皆さんと固く団結して、4月24日から25日、神戸市住宅供給公社前での2日間にわたるハンスト座り込み闘争を正々堂々と打ち抜き、交渉、集会、デモを意気軒昂とたたかいぬきました。

 2日間のべ5時間におよぶ交渉で、私たちは「部落差別はあるのかないのか」「同和住宅家賃と部落問題は無関係なのか」と徹底追及しました。神戸市は口を真一文字につぐんで黙ってしまいました。2日目の交渉では、「お答えできませんというのが神戸市の見解」と言ってきました。番町住民から「差別はあるやないか。私たちは大きな会社に入られへんのや。やっと人並みの住宅に移れたと思ったら、家賃値上げで出ていかなあかん、ふざけるな!」と糾弾がたたきつけられ、東灘住民の会の仲間からも「答えないというのが最大の差別だぞ。ふざけるな!」と徹底弾劾が行われました。


 共感広がる

 テント前にはハンストに共感する署名やカンパ、メッセージが次々に寄せられました。「全国連か!自分は組織には属していないが部落民だ!がんばれ」と言ってわざわざカンパを持ってきてくれたきょうだい。「君たちの要求は正当だ!」というメッセージを書いてくれた大学教官がいました。市の職員からも「自分も市住に住んでいるが、高齢者ばかりになってしまっている。つい先日、隣で孤独死があったばかり。わしらのためにも闘ってくれているのか。応援している」との声がよせられました。


 反転攻勢へ!

神戸市役所へのデモ 4月25日  部落差別があるのかないのかも答えられない、こんな不当な家賃値上げには絶対反対しかない! こんな無様な神戸市行政には徹底糾弾以外にない! 番町支部準備会は、神戸市差別行政に対し、必ずや支部結成をもって答えます。値上げ絶対反対・差別糾弾、実力闘争で、何度でも神戸市におしかけ、どこまでも、たたかいぬく決意です。
 24日夜の集会で、中田書記長は「奈良、神戸のたたかいに続いて、きょうだいにことあらば、全国連は総力を結集してかけつける!」と力強く宣言しました。全国のきょうだいは今こそ全国連に結集し、部落解放闘争の反転攻勢にたとう!
 安部政権は軍隊慰安婦の強制はなかったと言い、沖縄の集団自決の強制もなかったと言って、改憲・戦争への道を掃き清めようとしています。冗談ではない! 差別主義・排外主義と対決し、部落大衆と労働者の総決起で安倍を打倒しよう。

▲このページのトップにもどる