石川一雄さん不当逮捕44ヵ年糾弾! 狭山中央闘争へ

(2007年03月03日)

 

権力の差別裁判糾弾の大デモを(昨年5月の狭山中央闘争) 石川さんと同じくやしさ 今こそ解き放とう 

 3月3日、4日大阪・荒本で開催された全国連16回全国大会は、吹き荒れる解放運動解体攻撃に対して、全国の部落大衆の総決起で反撃にたちあがることを宣言しました。
 狭山闘争本部・小森事務局長が、「『第3次再審こそ勝利の血路を切り拓く』という石川一雄さんの壮絶な決意をわたしたちの共同綱領としてたちあがろう」「解放運動解体攻撃のなかで、部落には石川さんが差別裁判で受けているのと同じくやしさ、怒りがみちている。この思いを国家権力への狭山差別裁判糾弾のたたかいとして第3次再審闘争を爆発させよう」と訴えました。

糾弾闘争の天王山 狭山第3次再審闘争に勝利しよう

 今日の差別洪水のなかで、「部落は悪の巣窟」とする「第2の狭山事件」がいつどこでくりかえさてもおかしくない状況が生み出されています。これに対し、全国でふきあれる差別攻撃を徹底糾弾し、狭山闘争を部落大衆の怒りとむすびつけ、糾弾闘争の天王山としてたたかうことが宣言されました。
 参加したきょうだいからは、今日の権力・行政・マスコミによる解放運動解体攻撃のなかで、狭山ゼッケン登校の中止(奈良)、狭山学習をとりくむ教員の強制異動(福岡)、青少年会館での狭山紙芝居の禁止(大阪)など、露骨な狭山解体攻撃への反撃のたたかいが報告され、さらに糾弾にたちあがっていくことを誓い合いました。
 最大の決戦である不当逮捕44カ年糾弾の5月狭山中央闘争を全国の部落大衆の総決起でかちとることを宣言しました。
 また、大会は第3次再審闘争の最大の攻防点として証拠開示のたたかいをすえました。
 再審を実現した事件はすべて被告や支援者の地道な新証拠の発掘によってきりひらかれてきました。
 狭山闘争ではこの新証拠の開示をめぐるたたかいは、それ以上に決定的です。
 石川一雄さんの無実と警察による差別犯罪、デッチあげをあばきだす証拠は膨大にうもれています。
 だからこそ裁判所や検察は証拠の開示をおそれ、そのリストも明らかにしないのです。

証拠を開示させ 権力犯罪糾弾へ 

 わたしたちの糾弾闘争で、この未開示証拠をうばいかえすたたかいにたちあがらなくてはなりません。
 〈部落青年120名から集中的に筆跡をとった際の厚いメモ〉〈逮捕課程での血液型鑑定にかんする資料〉〈「出会い地点」↓「連行経路」↓「犯行現場」についての捜査報告書〉…などを開示させ、権力による証拠ねつ造をはじめとした差別捜査をあばきだすことです。
 これらの方針を各地での糾弾闘争とむすびつけ、第3次再審勝利へ、大衆的糾弾闘争をきりひらいていきましょう。
 各地での狭山闘争禁止攻撃をはねかえし、5月狭山中央闘争に総決起しましょう!

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