差別攻撃、もう許さない! 奈良・古市支部が怒りの住民集会

(2006年12月21日)

 

行政、マスコミの解放運動つぶしの攻撃に反撃を開始した奈良・古市住民と全国連のきょうだい (12月21日 奈良・古市)

 12月21日、古市人権文化センターで「マスコミと役所による部落差別糾弾! 緊急古市住民集会」が、150人の参加で開催されました。集会には、古市支部員と保育所に子どもをあずけている保護者、西之阪や橿原など奈良で住宅闘争をたたかうなかま、そして関西の全国連同盟員が集まりました。

 集会のはじめに、古市支部の北浦書記長が主催者アピールで、①昨年10月以来の本部派支部長の不祥事を口実にした部落差別キャンペーン、②本部派奈良県連の「活動自粛」、③役所によるさらなるうちきり攻撃などを徹底弾劾するとともに、新しい解放運動をつくる決意を語りました(攻撃の詳細は、本紙前号4面参照)。
 つづいてそれぞれの立場からの自由発言にうつりました。清掃労働者、学校に子どもを通わせる保護者、住宅家賃値上げ反対をたたかう住民、児童館の職員の立場から、部落差別への怒りが語られました(一部を別掲)。
 全国連中央本部を代表して中田書記長があいさつし、「いまの村たたきのなかで、『マスコミは差別だ』『行政は差別だ』といっていくことが大事だ。部落差別は絶対に許さない。これが私たちの行動原理です」と訴えました。
 このあと、全員で集会決議をあげ、団結ガンバローで部落解放運動つぶしへの総反撃に立ち上がることを誓いました。

 ◆古市住民集会 怒りの発言

▽清掃労働者から

 今回の問題で、現業の民営化、合理化を進めることは絶対に許さない。現業労働者は低賃金で労働条件も悪いなか必死で行政とたたかい、やっと生活できるようになった。今さら、「優先雇用」や「手当が高い」といわれる筋合いはない! 今の攻撃は、解放運動も労働運動も国の意志でたたきつぶす攻撃です。一致団結してたたかっていきたい。

 ▽子どもをもつ保護者から

 いまの問題で負けてはいけないと、署名をもって行政と交渉した。役所の「同和保育はやらない」という態度が許せない。「保育料の滞納」がキャンペーンされだし、子どもに何かあればと不安になる。私らが何を悪いことをしたんだ! 子どもを守るためにはどんなことでもする。

▽住宅闘争の立場から

 くるなら来い! 俺らが何をわるいことしたか! 全部、役所と本部派の役員が悪いんじゃないか! 家賃もそうだ。みんなで力をあわせ、役所へ行って声をあげるときです。本部派はもうないんです。われわれがたちあがるときです。

▽児童館で働く職員から

 働いている児童館に差別手紙が来た。部落のなかにまで堂々と差別手紙が来る。差別者を糾弾しよう! みんなで団結してたちあがろう! 村の子どもを守るために心から団結しよう!

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