部落解放運動つぶし打ち破れ!

(2006年12月20日)

 

住宅闘争つぶしに怒りを燃やして決起する西郡のきょうだい
(12月20日)
国・行政をあげた解体攻撃に総反撃の大号令!

 部落解放運動の全面的な解体攻撃は、その矛先を全国連と住宅家賃値上げ反対闘争、保育料の値上げ反対をたたかう住民にむけてきました。これにたいし、全国連は12月20日に大阪・西郡の集会、12月21日には奈良・古市で住民集会をかちとり、反撃ののろしを上げました。


「給料差し押さえ」撤回せよ! 12・20八尾・西郡住民が集会

 大阪・八尾市は昨年、全国連西郡支部と住宅組合をはじめとしたたたかう住民にたいして、集中的な攻撃をかけてきました。まず、親の会らのたたかいで粉砕されたとはいえ、八尾市は学力促進学級で「狭山紙芝居ビデオ」を上映したことを理由に、子どもたちを青少年会館から閉め出す暴挙をおこないました。
 そして、家賃値上げに反対して供託を継続しているきょうだいのうち公務員と八尾北医療センターにつとめている6人にたいして、「給料の差し押さえ」の攻撃をかけてきました。最高裁判決があるとはいえ、全国ではじめての攻撃です。国・行政は、なんとしても全国連と部落解放運動をつぶす、その突破口として西郡への攻撃につっこんできたのです。
 こんなことがやすやすと進むわけがありません! 12月4日、西郡支部の呼びかけにこたえ、大阪、奈良の全国連が八尾市への抗議をたたきつけました。そして12月20日に桂人権文化センターに、西郡のきょうだい、全関西からかけつけた全国連の同盟員、共闘の労働者ら200人が結集し集会をかちとりました。
 阪口克己・荒本支部長、国賀祥司泉佐野市議、同住連の東口世話人の連帯あいさつのあと、「給料差し押さえ」とたたかう3人が発言しました。

 3人の決意

 「私が供託したのは、何もかもなげうって村をよくしたいという、おじいちゃん、おばあちゃんたちの思いを役所が裏切ったことが許せなかったからです。信念を貫いてたたかいます」
 「差し押さえ命令は、住宅組合の団結をバラバラにすることがねらいです。私たちは住民の団結の力で攻撃をうちやぶっていきます」
八尾市役所に抗議にたつ (12月21日)
 「差し押さえは、私たちだけの問題でない。八尾北医療センターつぶし、解放運動つぶしです。末光選挙に絶対に勝利して、打ち破っていきたい」
 3人はきっぱりと決意をかたりました。

 選挙戦必勝へ

 地元の訴えでは、住宅組合、全国連西郡支部や「学力促進・親の会」、八尾北医療センター労組らの発言があり、最後に末光道正・八尾北医療センター所長が発言しました。末光さんは「本部派の議員は今や、部落解放の旗すらおろしました。たたかうのは全国連しかありません。真の部落解放をつらぬき、安倍政権の憲法改悪、福祉切り捨てとたたかっていく。差別あるかぎり、みなさんとともにたたかう。4月の選挙に絶対に勝利する」と決意をかたりました。
 集会の翌日、12月21日には、西郡支部は市役所にたいする抗議闘争にたちあがりました。
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