8・6ヒロシマをたたかう

(2006年08月06日)

 

被爆者の訴えを聞く200人の参加者
被爆61周年 改憲と核武装阻止!

 8月6日、広島で、全国連は反戦・反核闘争にたちあがりました。小泉政権による憲法改悪阻止、またミサイル発射を口実にした北朝鮮への経済制裁や、「やられる前に敵地をたたけ」などという侵略戦争を絶対に許さない決意をこめて全国連は決起しました。

武装阻止! 被爆61周年 8・6被爆者解放総決起集会」を、アステールプラザでかちとりました。広島、山口をはじめ関西、茨城の全国連同盟員、反戦被爆者の会、被爆者青年同盟が結集、また早朝から「祈念式典糾弾、小泉弾劾」のデモをたたかいぬいた全国連青年部、全国の労働者、学生、たたかう人々が合流し、200人以上が参加しました。
 金平共闘部長の音頭で「原爆を許すまじ」の合唱で集会は始まりました。
 つづいて韓国から参加した被爆者から、自身の被爆体験と被爆2世の息子さん(故人)の韓国でのたたかいが紹介され、「広島、長崎と連帯してたたかう」との決意がかたられました。

福島町の被爆者が訴え

 被爆者からのアピールとして、反戦被爆者の会、被爆者青年同盟、そして福島町にすむ全国連の同盟員から訴えがおこなわれました。
 なかでも全国連の同盟員であり、在日韓国人の李金異(イクミ)さんは、「原爆で強制連行でつれて来られた朝鮮人が何万も殺された。今、憲法改悪や北朝鮮への戦争があおられている。61年前を繰り返してはならない。平和のためにいっしょにたたかおう」とアピールしました。

訴えをおこなう広島支部青年部
 被爆3世の広島支部青年部の3人は、「小泉糾弾の朝デモをたたかってきた。部落差別のために被爆しても避難することもできなかった福島町の被爆者のくやしさを受け継いでたたかう」(大学生)、「被爆者から直接話をきき、自分に身近なものとわかった。自分でも反戦、反核について人に語っている。部落解放全国青年交流集会も成功させたい」(働く青年)、「小泉糾弾! 核戦争反対でたたかっていく」(高校生)と思いを語りました。
 特別アピールには、労働者を代表して「8・6広島ー8・9長崎反戦・反核闘争統一実行委」の三角忠さんと、全国連の中田書記長がたちました。中田書記長は戦争政治のもとでの差別攻撃を弾劾し、「差別糾弾闘争を基軸にした三大闘争こそが、小泉の戦争政治と真っ向から対決する道」だと訴え、とくに狭山第3次再審闘争への決起を訴えました(発言要旨を別掲)。
 このあと、会場から沖縄から参加した桑江テル子さん、杉並区議の新城せつこさん、広島の教育労働者、元自衛官、全学連が決意を述べました。

ヒロシマ大行動に合流

 午後からは、県立総合体育館小アリーナでおこなわれた「被爆61周年 戦争をとめよう 8・6ヒロシマ大行動」に、全国連も参加。日本、アメリカなど帝国主義の侵略戦争とたたかうイラク、韓国、中国からの参加者、そして小泉首相や北朝鮮への「先制攻撃」を公言する安倍幹事長らの靖国参拝、教育基本法改悪など戦争政治とたたかう教育労働者をはじめ、3000人の労働者、市民とともに集会と平和公園までのデモをたたかいました。

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