全国の部落青年! 兵庫・赤穂に集まれ!

(2006年08月10日)

 
8・26赤穂にあつまろう(写真は昨年の全青交)
全国連中央青年対策部長 北浦裕樹久

 全国の部落のきょうだい、青年のみなさん! 日ごろ部落のこと、差別のこと、いろいろ考えていることはありませんか? いまの運動や政治のこと、疑問に感じていませんか? 仕事・恋愛・結婚・生活について悩んでいませんか? 同級生・同世代であつまってワイワイやりたいと思っていませんか?  全国連では現在、すべての部落大衆を対象に意識調査アンケート活動をおこなっています。青年を対象にしての調査はまだまだ開始したばかりですが、住むところはそれぞれちがっていても、部落・差別・運動・生活などなど、同じ世代の部落の青年はだれもがいろいろ考え、疑問に思い、悩み、さまざまな要求を持っているということがわかってきました。でも「どうしていいかわからない」と思っている人がほとんどです。
 奨学金制度がなく、進学もままならない...。なかなか就職もできないうえ、税金も家賃も上がる一方。病気やケガをしても病院にも行けない...。仕事をしているものの収入は減るばかり。将来設計が立てられない...。なのに、これまでの解放同盟は何もやってくれない。たすけてもくれない。それどころか自分らだけは大もうけ。あげくのはてに役所とマスコミにたたかれ、世間では部落民みんなが悪いかのようにあおられる始末...。全国6000地域あるといわれる部落。300万人いるといわれる部落民。あたりまえのようにあった同和対策の法律は4年前に打ち切られ、私たち部落青年は戦後最悪ともいうべき時代にたたきこまれています。しかも、モロに戦争の世の中を実感するような状況です。どうしたらいいのか? 本当に最悪なのか? どうしようもなく、あきらめるしかないのか?
 これからの世の中、若い青年こそが時代を切り開く唯一の世代です。大企業の幹部や差別的な役所の連中や、極悪の国会議員のオッサンたちに俺らの未来をムチャクチャにされてたまるか!
 全国連には熱いなかまがいます。いっしょに闘えるきょうだいがいます。でも、まだまだ答えなんか出ていない。いや、答えは共にみんなでつくるもの。そんな思いで私たちは今月最終の土曜と日曜、兵庫の赤穂で『部落解放第15回全国青年交流集会』を開催します。
 ことしは青年だけのホームページも立ち上げ、さまざまな意見交換を始めました。中央青年対策部と兵庫の現地実行委員会は「これまでの決まりきった形式にこだわらず、いろんなことについてたくさんのきょうだいに自分の疑問をなげかけ、悩みを出し合い、きょうだいの話に耳をかたむけよう」と企画し、準備を進めています。全国のみなさんの知恵と力を結集してください。疑問や要望、名案などを持ち寄ってください。みんなで部落・差別・運動・生活についておおいに語りあいましょう。『第15回全青交』にぜひ参加してください。お待ちしています!
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