介護保険料が払えない! 相談会で -神戸・番町- 

(2006年06月27日)

 
「なんでこんなに高いの?」 切実な相談をうける
 【番町支部準備会】6月14日、介護保険料の通知が一斉に配布されました。それをみて、「2倍になった」「あまりに上がり方が激しいので驚いた」という苦情の声が事務所に届けられました。  区役所に問い合わせると、税制改革で老人控除が廃止され、計算の基礎になる額がかさ上げされた上、「介護サービスを受ける人が増え、財源が足りないので保険料を上げた」といいます。
 支部準備会で、高齢者を中心に「国が決めたことだから黙ってしたがうのか、それとも抗議してたたかうのか」という問いかけが行われ、「今はまだ黙っている高齢者の行動をまきおこすことが全国連の仕事だ」との意見が出されました。
 6月27日には、おがわ診療所ソーシャルワーカーの春本幸子さんを招いて、相談会が行われました。春本さんは、介護保険料だけでなく、6月の国会で老人医療費を2割にするなどの悪法が成立したこと、このままでは医療も介護も私たちから取りあげられてしまうことを話され、「こうした集まりを積み重ねていくことがとても大切だ」と訴えてくださいました。参加者の中からは「無年金なのに、介護保険料の請求が来る。一度も支払いをしたことがない。脳梗塞で倒れたときに、役所は何もしてくれなかった」(70代女性)という声が出されました。「介護保険料の減免申請」の具体的な相談もありました。当面、署名と減免枠拡大要求のとりくみが提案されました。
 相談会は大成功でした。なによりも、ムラの人々の悩みや怒りと向き合うことで、私たち自身が刺激され、エネルギーがわいてきました。番町支部準備会は、この相談会を毎月一度定期的に開くこと、そこでムラの人々と交流し、アンケートを拡大していくことを決めました。
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