支部大会に向け『意識調査』にとりくむ

(2006年06月10日)

 

支部長を先頭に村全体を対象にして -大阪・寝屋川-

支部長、副支部長を先頭にアンケート調査にまわる寝屋川支部
 【寝屋川支部】4月21日、第10回執行委員会において「春~夏の支部方針」を討議し、第8回支部大会の開催について決定しました。
 支部大会にむけての基本方針としは、「部落差別についての意識調査」アンケートを基本的活動として取り組みます。

 それは、「3月全国大会にむけて、アンケート活動するなかで、村の人の思いとかみ合う話がはじまった。さらに、支部大会にむけてアンケートを村全体に対して取り組み、村の大衆の叫び声に耳をきちんとかたむけよう。意識調査の分析から一番やらねばならないことを優先的に取り組んで行こう!」という、全国大会の方針の実践です。
 狭山中央闘争直後の5月28日から毎週、村内へのアンケート活動を瀧口支部長を先頭に全国連の黄色のゼッケンをつけてねりあるき的に入っています。3月全国大会までは、団地が中心でしたが、今回は一軒家を軸に入っています。アンケート数は15人で、20代から80代の層からです(6月3日現在)。
 寄せられた声としは、「近くに病院がほしい。バス停がほしい。フロがつぶされて、遠くになった。道路ばかりつくって、薬局一つ無い。道路の公害対策、安全対策もない」等々の声がある一方で「町名が変われば部落の名を消すいい機会。30年もすれば差別もなくなる」というような融和的な声も。しかし、いずれにしても部落差別への怒りは村共通の声であることがあらためてわかりました。
 支部大会にむけて、村から上がっている声と呼吸しあい、かみ合う討議を執行委員会でおこないつつ、一番やらねばならないことを優先的に討議し、それをもって村の村民大会としての支部大会を成功させたいと思っています。

村の各層の家にあがり込みで… -奈良・古市-

 【奈良・古市支部】きたる6月30日(金)夜7時30分より、古市人権文化センターで第12回古市支部大会を開催します。この大会の獲得目標は、①昨年の第11回支部大会で決定した「一部の活動・少数のグループ」というイメージの強い古市での全国連運動から「古市700軒・2000人の団結づくり」をめざす運動への本格的前進を期す。②大会過程で、全国連に獲得する町内大衆の具体的な層を明確にする。③明確にした層への支部員による『意識調査アンケート』をあらためてやりぬく。④差別糾弾を基軸とした要求闘争の本格的組織化に挑戦する。⑤共謀罪、教基法、国民投票法、改憲攻撃と闘うことを鮮明にする、ということです。
 とりわけ、「全国連への獲得すべき対象」は、教育をめぐって苦闘する保育園愛育会、小中学生各学年親の会、学促参加の保護者。そして住宅家賃をめぐって苦悩する住宅組合をはじめとした同和住宅住民。労働をめぐって日々格闘する現業労働者、日雇い労働者、失業者。また、青年層の大学生、高校生、ニート、フリーターです。
 『意識調査アンケート』の活動は、まだまだ遅々としている現状ですが、この大会を機に再度ムラに入りこみ、上がりこみ、話しこんで差別の現実、生活の状況をしっかりつかみとり、古市における組織建設のベースにすえきりたいと考えています。とりわけ最大の課題は、支部執行部が先頭に立ってムラの全大衆を対象化することに真の意味でハラをくくるということです。
 第15回全国大会で打ち出された方針、三大闘争路線を深化させ、何よりも狭山第3次再審闘争の勝利にむかって、そして夏の『婦人部大会』『全国青年交流集会』にむかって、支部員うって一丸となり、大会の大成功をかちとるために全力をつくしたいと思います。
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