5・21狭山中央闘争 第3次再審勝利へ号砲

(2006年05月21日)

 
青年を先頭に第3次再審勝利と教育基本法改悪反対をかかげてデモ。

不当逮捕43ヵ年糾弾! 第3次再審闘争勝利へ!

 5月21日、東京・星陵会館で全国連は「石川一雄さん不当逮捕43ヵ年糾弾! 第3次再審闘争勝利! 狭山中央闘争」にたちあがりました。全国から同盟員、ともにたたかう労働者、400人が参加しました。

 主催者あいさつで、村上久義副委員長が「国家権力に屈服しない、徹底糾弾の挑戦状をたたきつけよう。石川さんの『鬼神となってたたかう』との戦闘宣言を私たちのものとして第3次再審闘争にたとう」と訴えました。
 連帯のあいさつは、東日本解放共闘の山川博康事務局長、動労千葉の繁沢敬一副委員長、奈良の教育労働者、三里塚全関西実行委の山本善偉さん、学生解放研(京大、法大)からいただきました。
 石川一雄さんの「いよいよ生死を賭した闘いの火蓋がきられました。...これからも何処(どこ)までも真実を追究し、完全無罪を勝ち取れるまで不屈にたたかいぬきます」との全支援者にあてたメッセージが、荒本支部・狭山闘争委員会より読み上げられました。これをうけて、全国連・狭山闘争本部の小森勝重事務局長が「狭山事件は国家権力の部落差別犯罪だ。これを暴き、徹底糾弾しよう。デッチあげの張本人の警察、差別論告をおこなった検事、差別判決をだした裁判官らに責任をとらせよう」と狭山闘争報告をおこないました。

全国連の戦闘宣言

第3次再審請求の舞台になる東京高裁へせまる
 基調報告は中田書記長がおこないました。中田書記長ははじめに、「5・23に第3次再審が申し立てられる。第3次再審闘争に全国連は総力をあげて突入する」と力強く宣言しました。そして、本部派の屈服を弾劾し、「差別裁判糾弾をかかげてたたかうのは全国連しかない。われわれの闘いによって勝利できる。狭山闘争と全国連の5万人組織建設をむすびつけてたたかおう。差別糾弾をたたかう全国連に赤穂支部、西郡支部が結集した。70年代をこえる狭山闘争のうねりをつくろう」と訴えました。そして最後に、「改憲の攻撃と対決するたたかいとして、第3次再審闘争をたたかう。改憲を阻止するかどうかに、部落解放運動の生き死にがかかっている。教育基本法の改悪阻止、改憲阻止に総決起しよう」と提起しました。

西郡支部が登壇

 阪口克己特別中執のカンパアピールにつづき、西郡支部が登壇しました。代表して長崎幸治支部長が、「4月30日、320人の参加で支部を結成した。先輩たちに学び、差別でうばわれてきた人間らしい生活をとりもどす。受けた差別は自らの力でうちやぶる。石川さんの無実をかちとる」とあいさつしました。
 このあと、同住連の東口博代表世話人の報告、夏の婦人部大会、全国青年交流集会にむけ地元実行委の茨城の婦人、兵庫の青年の訴えと、金平通雄共闘部長の改憲阻止のアピールをうけ、各地からの決意表明がおこなわれました。
 山田幸助中執の音頭で団結ガンバローをうけ、東京高裁にむけてデモ行進をおこないました。
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