「日の丸・君が代」を許さず! -各地で申し入れ、弾劾行動-

(2006年04月10日)

 
広島では申し入れをたたかった青年たちが支部青年部を結成
奈良では阻止も

 全国連は、この春の卒・入学式で断固、「日の丸・君が代」強制に反対してたたかいました。大阪・寝屋川では小学校の校長・教頭らによる挑発をはねかえし、反対を貫きました。奈良では教育労働者との連帯のもと市内の10の小中学校で「日の丸・君が代」を阻止しました。また、福岡、広島、荒本、長野など全国で申し入れなどがたたかわれました。

青年が申し入れの先頭で決起する! -広島-

 【広島支部】地元・福島町の子どもたちが通う小学校、中学校に青年が主体となって、「日の丸・君が代」強制に反対する申し入れをおこないました。  なんと、中学校の校長は「政治的意味は分からない。1つのマナー、しきたりとして指導する」、小学校の校長は「公務員の立場を守るために『日の丸・君が代』をする」などといってきました。差別されてきた人々の苦しさや怒りを無視した校長たちの態度は、絶対に許せません。
 青年たちは、かつて自分たちの卒業式で強制された時のくやしさ、怒りを、自分たちの言葉で校長につきつけました。
 また、申し入れには、支部がおこなった「部落差別についての意識調査」のなかで「娘が学校で差別を受けている。大変心配している」と訴えた母親とお姉さんも参加していました。小学校では、同級生のあいだで深刻な部落差別、そして民族差別もおこっているのです。ここでも、校長は「学校としてしっかりと対応してきた」といいます。しかし、事実は、直接、差別事件にかかわる2つのクラスへの指導、2人の担任だけの対応で済ませていたのです。
 私たちは「今日の同和教育はやらない、『日の丸・君が代』は強制。これが差別を生み出しているのだ」と糾弾しました。そして、「すべての教師と子どもたちで、差別の苦しみ、それを許さない心を共有できるように学校をあげて取り組んでほしい」と訴えました。
 この取り組みで、たくましくなった青年たちによって2月26日、支部青年部が結成されました。

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