神戸住宅裁判の上告棄却弾劾!

(2006年04月10日)

 
「払える家賃にしろ」を掲げ新たな闘いに踏み出そう!


 3月30日、最高裁による神戸市番町住宅裁判への反動判決が出されました。まさしく、最高裁による狭山第2次再審請求棄却と共に部落民に対する国家意志として、打ち下ろされた差別判決そのものです。私たちはこの差別判決を徹底糾弾し、さらに組織と運動を強化・拡大し、勝利するまでたたかいぬくものです。

 昨年から、たたかいは大きな節目をむかえました。数年にわたって不屈にたたかい続けている同和住宅の家賃の値上げに反対するたたかいは、相次ぐ反動判決に直面しました。他方では、法の打ち切り以降、小泉政権のもとで部落の生活を戦前のような差別と貧乏に逆転させるような攻撃がおそいかかっています。住宅家賃の相次ぐ値上げはもとより入居の見直し、改修や建て替えの問題、持ち家のローン返済問題、さらに住宅だけでなく医療・介護・福祉、労働、保育、教育、あらゆる面で、たえがたいまでに激しい生活破壊の攻撃が私たちにおそいかかっています。
 裁判所の判決がどうであろうが、私たちのたたかいの方針は鮮明です。「あらゆる生活要求と結びつけ、部落差別を明らかにしてたたかう」「敵を明らかにしてたたかう」ということです。あらゆる要求をもった人が、だれでも参加できる団結と行動への飛躍を真剣にかちとるということです。家賃の問題では、「払える家賃はこれだけや」「役所がどう決めようが、俺はこれだけしか払わん」「払わんのとちがう、払える家賃にしろ」という家賃の一部の分納や不払いを集団的にとりくむということです。
 家賃のこと、入居のこと、修繕や建て替えのこと、あるいは一軒家のローン返済のこと、あらゆる要求を組織して、大衆的実力闘争で役所や政府とたたかおう!
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