全国連・狭山支部から新年の決意

(2006年01月06日)

 

石川一雄さんと私たちへの差別犯罪 第3次再審で徹底的にあばき尽くす  2006年の新年にあたって、狭山支部より第3次再審闘争にむけての決意と現地の思いを、全国の仲間のみなさんに伝えます。

 狭山支部は昨年2月20日、結成されました。そして3月の全国大会で荊冠旗を掲げ、みなさんの前に登場してからまもなく1年になります。 結成直後の3月16日、最高裁はまったく許し難い特別抗告棄却をおこないました。狭山支部としてのはじめてのたたかいは最高裁糾弾闘争でした。狭山支部は、第3次再審闘争をたたかうために、狭山現地で歴史的必然として生まれたということです。 狭山現地での全国連の支部結成は、狭山闘争にとって非常に大きな意味があります。これまでの裁判闘争のすべてを否定しさったともいえる最高裁の棄却決定にたいして、第3次再審闘争をどうたたかうのか? その勝利のカギは、狭山現地の何十人もの「石川一雄」の決起です。事件当時、石川一雄さんと同じように差別的な取り調べを受けた、当時の村の青年たちが「自分もそういう部落差別にもとづく取り調べをうけたんだ」「権力犯罪を許さない」という血叫びをあげての決起です。水平社の高松差別裁判糾弾闘争のような差別糾弾闘争としての決起です。 「自白と客観的事実の矛盾の追及」だけでは、裁判としても勝てません。狭山裁判は、石川さんが無実であり、これが部落差別であり、したがってたたかいは差別糾弾闘争であること、これがいっさいの出発点です。狭山の原点にたちかえることから第3次再審闘争ははじまるのです。国家権力の石川さんにたいする「自白」の強制、これこそが無実、差別の決定的な証拠なのです。 狭山支部は全国のきょうだいの先頭にたって、権力の差別犯罪をあばいていきます。06年、第3次再審闘争に猛然とたちあがろう!

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