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▼本部派寝屋川支部 「支部員制度の見直しについて」を暴く (2002年)
「自分のことは自分でしろ!」と部落大衆のきりすてを宣言!

 解同本部派・寝屋川支部が「支部員制度の見直しについて」なるとんでもない文書を、彼らの「支部員」にたいしてばらまいています。この文書は、解放同盟本部派がもはやいかなる意味においても部落解放運動の組織でもなければ、300万部落大衆の運動体でもない、政府・権力者の利害の代表者でしかないことを示した記念碑的文書です。
 全国連は、激しい怒りをもって、そのなかみをすべての部落大衆にあきらかにし、そして徹底粉砕することを宣言します。

権力者とまったく同じ部落大衆への蔑視

 まず、解同本部派・寝屋川支部は「支部員制度の見直しについて」で、何をいっているのか? 下の抜粋をみてください。

(「支部員制度の見直しについて」から抜粋)

…20代の若者達の中では 支部という名前も知らない、聞いたことがないと いいきれる人達が増えてきています。 名前は知らないが、親が行けと言ったから 来たんですけど?と不思議そうに訪れる子供達。 これが長い間法律に守られて来た結果なのか (わけもわからず、貰う物はもらっとけ 困ったら支部にいけ、何とかしてくれるわぁ)…
…困った時の支部だのみ お賽銭がわりに支部会費 自分の思いどおりにならないと、 (支部は何してんねん 支部会費はらってるやろう)と 罵るばかり…
…普段は運動という言葉を毛嫌いし、動員をかけても 集まらず、団地値上げ反対、保育料値上げ反対 奨学金はあたり前みたいに受け取りにくる 自分の手は汚さず、権利ばかり言いにくる。 ほんのわずかな支部会費で 義務を果たしている気になり言いたい放題…
…(保険のつもりではいっとくわぁ、法律がきれても 支部にいったらなんとかしてくれるわぁ) こんな考えの人が大半なのです。 保険も何もない法律はきれたのです。 自分のことは自分でする。 そうする事によって周りからの柵を自然に取り除き 地区外の人間に (どこが違うねん)と胸をはり いいきれるそんな国守にしていく為に 本当の意味での解放…
  支部員制度を見直し1年間休息をおこないます。 (ただし執行部の活動は続けていきます)…
  2001年3月31日をもって現行の 支部員登録制度を1年間停止いたします。
2001年4月1日   寝屋川支部執行部
 (…部分は省略)        

 いったい、これほどまでに部落大衆を罵倒する文章が、ほかにあるでしょうか? 絶対に許さない。
 何よりもこの文書の反動性は、解同本部派の部落大衆観が帝国主義ブルジョアジー、国家権力などのそれと寸分違わぬものだということに凝結されています。
 「わけもわからず貰うものだけはもらっとけ」「団地値上げ反対。保育料の値上げ反対。奨学金はあたりまえのようにとりにくる」などと、<強欲の権化>として大衆をえがいているのです。
 そして、「思いどおりにならないと、支部はなにしてんねんと罵る」だの、「自分の手は汚さず権利ばかり主張」などと、<権利主張ばかりするわがままな大衆>という思想や観念をあからさまに主張し、そうした大衆への蔑視を公然と主張しているのです。
 ここには、いまの戦争と大失業、そして政府の同和対策事業の全廃のもとで、生きるか死ぬかのギリギリのところで生活している部落大衆への共感、一体感のかけらも存在していないのです。
 さらに、この文書はこうした部落大衆の公然たる切り捨てを主張し、「自立せよ、そうすれば部落差別は解消する」という帝国主義の融和主義イデオロギーを臆面もなく撒き散らしています。
 いわく、「保険もなにもない。法律はきれたのだ」、「自分のことは自分でする」、「そうすることによって周りからの柵をとりのぞき…。本当の意味での解放…」。
 部落差別への怒りを訴え、生活と権利のためにたたかうことが唾棄すべきものとして否定されているのです。そして、ただただひたすら黙って耐え、政府や権力者のなすがままにされよと言っているのです。
 こうした主張の実践的結論として、本部派・寝屋川支部は、「支部員制度を見直し一年間休息をおこないます。(ただし執行部の活動は続けていきます)」、「2001年3月31日をもって現行の支部員登録制度を1年間停止いたします」といいます。
 <もはや部落大衆によって解放同盟が頼りにされることは迷惑千万だ>。<すでに解放同盟の役割は終ったのだ>、<新しく解放同盟は一握りの役員らによる融和主義的自立促進運動団体に衣替えするのだ>と宣言したのです。
 部落差別と闘い、生活と権利を守る解放同盟ではなく、帝国主義の人民切り捨てのイデオロギーの先兵となり、一握りの役員らによる帝国主義融和団体として解放同盟は生きのびていくのだと言っているのです。解同本部派はもはや帝国主義融和団体である「同和会」や「自由同和会」とまったく区別のない融和組織へと200パーセント変質したのです。絶対に許すことはできません。

全国連は大衆が主人公の組織と運動をつくる

 同時に、この解同本部派の主張は、全国連とはどんな団体でなければならないのか、どういう運動をすべきなのかをはっきりとさせました。
 いまや、極右翼の小泉新政権の改憲と戦争、NTTの大リストラ計画や郵政事業の民営化など大首切り攻撃がはじまろうとしています。そして、年金、福祉、介護などの社会保障がきりすてられようとしています。
 このことは、同和事業の全廃攻撃とあいまって、部落差別の大洪水をますます激しくひきおこし、部落民の生きる権利をうばうものとしてあります。このときに、差別とたたかう団結が解同本部派によって解体されようとしているのです。
 一方で、住宅家賃値上げ反対闘争や、あるいは介護保険闘争でのメッセージ運動に、部落大衆が切実な声を集中しています。何よりも、部落のきょうだいは、差別事件への糾弾闘争にたちあがっています。
 全国連とは、この部落大衆こそが主人公となる組織と運動でなければなりません。
 今こそ、全国連は第10回大会で決定した、差別糾弾闘争を基軸とした3大闘争の全面的推進を、大衆を主人公に具体的に実践しましょう。  そのために、大衆のなかに大胆にわけいり、大衆の生の声、思いに結びつきましょう。
 そして、この夏から秋の各支部の大会へ、創立時をはるかにうわまわる部落大衆の大結集をかちとりましょう。
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