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〈自主解放の魂=差別糾弾闘争〉つぶしの攻撃
「人権擁護法案」を許すな!
全国の部落のきょうだいによびかけます −その3−

解同本部派が自民党と裏取引!


 すべてのきょうだいのみなさん。いま自民党と解同本部派の裏取引のもと、「人権擁護法案」が再び国会にあげられようとしています。全国連は断固、反対します。
 「人権擁護法案」とは、「人権を守る」かのような名前とはうらはらに、差別糾弾闘争を一切やらせないようにするものです。それは、法務省の外局に人権委員会をつくり、小泉が任命した5人の人権委員が、差別事件について一切を取り仕切るというものです。差別とたたかう自主的な運動など許さないというものです。「差別か、差別でないのか」さえ、この人権委員が決めるというのです。また、「人権擁護法案」は、「報道による人権侵害をなくす」などと称して、国や権力者に反対するすべての言論を弾圧する法案です。
 このあまりにも暗黒の法案のために広範な人々の怒りをかい、3年前に廃案になっていたものです。こんなものを自民党幹部の古賀と解同本部派の組坂委員長が1月に密会し、「今国会で決着させる」と合意したというのです。本部派幹部は「政府・自民党に歩み寄る」などといっています。
 小泉は、戦時下で差別・抑圧の攻撃をはげしくしています。このときに、解同本部派は部落民自主解放の魂、差別糾弾闘争をなげすて、「自民党に歩み寄った」のです。こんな裏切りを許すな! 全国連大会に参加し、差別糾弾闘争にたちあがろう!

戦争に突き進む小泉の「人権擁護」はウソだ!

 みなさんのなかには、「差別を法律で取り締まるのはいいことだ」という人もいるかもしれません。
自衛隊のイラクからの撤退を訴えデモ行進する全国連

 しかし、だまされてはなりません。今の小泉政権、自民党が「人権を守ろう」としていますか? 部落民にどんな扱いをしていますか?
 小泉政権はイラクへ自衛隊を送り、さらにブッシュと「日米枢軸」をくんで「自由の拡大」と称して全世界で戦争をやろうとしています。実際、ブッシュは米軍再編で日本を出撃拠点に北朝鮮・中国への戦争体制を強めています。そして小泉や自民党は「北朝鮮への経済制裁」を叫び、「日の丸・君が代」攻撃をつよめ、「特攻隊」を賛美し、「再び天皇のために死ぬ」ことを民衆に強制しています。
 そして、戦争のために小泉は、部落大衆にたいして、同和事業の全廃、家賃の値上げ、医療、介護・福祉の改悪から、失業のおしつけ…、何から何まで、私たちからはぎ取っているではありませんか。まさに差別だけ残して身ぐるみをはいできています。この小泉が語る「人権擁護」など、ウソに決まっています。

全国連と共に国会闘争にたち、粉砕しよう!

 そもそも、政府・法務省は1986年の「地対協意見具申」、1989年の「法務省見解」いらい差別糾弾闘争をつぶそうとしてきました。「差別糾弾闘争は犯罪。糾弾闘争をやらせない」「糾弾すれば、ブタ箱いき」「差別者の人権を守れ」という攻撃を20年も続けているのです。
 また、無実の石川一雄さんにたいして、差別裁判を続けているのも、検察や裁判所、政府・法務省です。そして小泉政権はその総仕上げとして、「人権擁護法案」で、差別糾弾闘争をとりしまり、運動団体を国がリードして融和主義のもとに一本化しようというのです。解同本部派は、この小泉の攻撃の手先になりさがったのだ!
 こんなヤツらに、部落差別が闇から闇に葬られてたまるか! きょうだいのみなさん。「人権擁護法案」は木っ端みじんに粉砕あるのみです。差別事件にたいしては、部落大衆はみずから団結して糾弾すべきなのです。差別糾弾は私たちの正当な権利です。差別糾弾闘争をたたかう以外に、私たちが差別から解放される道はないのです。
 3月6日、部落のきょうだいは全国連大会に参加し、差別糾弾闘争の復権を宣言しましょう。そして、部落のきょうだいの総意で、「人権擁護法案」粉砕の決議をあげ、断固として国会闘争にたちあがりましょう。

全国連に結集しよう!
差別と生活地獄をおしつける小泉政権たおそう!

           3月6日 全国大会へ! (12じ奈良県文化会館)
全国の部落のきょうだいによびかけます −その2−
座談会に集まり、生活のしんどさをだしあう部落のきょうだいたち
このままでは、生きられない!

●「一生懸命働いても月に残るのは3万円弱。これでメシを食っていけと言うのか!」 「去年の10月に会社がつぶれた。収入は雇用保険と妻の稼ぎだけになり、半減しているのに、4月から家賃が1万円も値上げされる。こんなもん払ったら、生きていかれへん!」
●「年金から数万円のお金が天引きされている、何かと思ったら介護保険や」「なんで国は、何でもかんでもとりあげるのか。医者にも行かれへん」
●「こどもが月に何度も診療所に行く。今は幼児補助があるけど、これが打ち切られたり、減らされたらと思うとゾッとする」
●「払えない家賃にしておいて、どこに出ていけというのか。団地が建ったのも、根本は差別をなくすためやろ! よその団地とはわけがちがう。役所のやり方はおかしい!」
●「本部派の役員は何もしてくれない。家賃のことも、自分がまっさきに『応能応益家賃に賛成』といっている。役所の手先か! むちゃくちゃや!」

 これらは、座談会にあらわれた、ありのままの声です。みなさんも、まったく同じ思いのはずです。このままでは、本当に生きていけない! こんな現実をかえよう! 全国連とともにたたかいましょう。3月6日、奈良でおこなわれる全国連の大会に参加してください。

差別だけ残して、身ぐるみはいでいくつもりか!

 なんで、こんな苦しい思いをしないといけないのか! 自分に甲斐性がないからか? 部落の側が悪いからか? そうではない! 何もかも、戦争の時代がはじまっているからだ!
 アメリカ・ブッシュは、イラクを攻め、次には「自由の拡大」と称して、世界戦争を宣言しています。小泉は、自衛隊をイラクに送り、この戦争に参戦しています。アメリカと組んで「日米枢軸」で世界戦争をやろうというのです。
 これが部落民を苦しめ、労働者を苦しめる、すべての原因です。 同和対策事業はうちきり。部落民が失業しようが収入がなかろうが、家賃や保育料だけは値上げする。年金にまで手をつけ、介護保険料だ、なんだと、カネをふんだくる。差別だけのこして、身ぐるみはがしていく。これこそ差別そのものだ!
 そして、小泉政権にすりより、「人権擁護法案」とひきかえにみずから糾弾闘争つぶしをすすめる解同本部派。この解同本部派が、小泉の部落民切り捨ての先兵になっている! 本当に許せない!

全国連のもとに団結して政治をかえよう!

狭山差別裁判糾弾! 昨年の10・31狭山中央闘争
 すべてのきょうだいのみなさん! 決してあきらめたり、絶望してはなりません。
 今から90年ぐらい前の1918年、第1次大戦からシベリア出兵のもとで、米価が暴騰しました。部落大衆はきびしい差別と絶望的な貧困のなかから、村中によびかけ、団結して米屋におしかけ安売りを要求しました。あるいは米屋や資産家への打ち壊しや焼き討ちをかけました。これが、またたく間に西日本一帯にひろがったのです。これが米騒動です。そして、この激しいたたかいが時代をかえ、水平社を結成したのです。これを、やりましょう。
 「家賃値上げにたいする署名を村じゅうからあつめて、役所にたたきつよう」「保育料を減免せよ!」「仕事をよこせ」と、役所におしかけ、座り込み、デモ、何でもやりましょう。
 これをやるために、全国連をつくりましょう。全国連に結集して、時代をかえるようなたたかいをやりましょう。
 3月6日、全国連大会には、全国のなかまが集まります。あなたも、ぜひ参加してください。全国連は必ず、あなたの支えになります。ともに全国連を大きくしましょう!

差別徹底糾弾をたたかう新たな団結をつくろう!
 部落解放同盟全国連合会の全国大会(3月6日 奈良)に参加を!
 
全国の部落のきょうだいによびかけます −その1−
戦争と差別洪水をうち破ろう!

全国に差別徹底糾弾の嵐をまきおこそう!
(昨年3月 全国連の第13回全国大会
 イラクへの自衛隊派兵が延長され、さらに「北朝鮮への経済制裁」が叫ばれています。また、学校では「日の丸・君が代」が強制され、教育基本法を改悪する動きが強まっています。小泉政権は憲法までも改悪し、本当に戦争のできる国にしようとしているのです。
 この戦争の時代、部落はどうなるのでしょうか?
 法の期限切れによる同和対策事業の全廃から3年をすぎて、「激変緩和期間」もこの3月末でおわりです。いまでさえ、村の中は不況で失業者が増えています。青年たちには就職先もみつかりません。住宅家賃の何倍もの値上げや、年金のきり下げ、医療・介護、福祉の制度改悪で、村の中は、食うに食えない、医者にもかかれない状態です。この上に4月から、さらなる生活地獄に突き落とされようとしているのです。
 このとき、部落差別もいっそう悪質化しています。役所はこれまでとは手のひらを返したように、「法がなくなったから、同和地区はなくなった」(茨城県の同和対策室長)などと、差別をあおっています。また、職場や街のなかでも、「あいつはエッタだ」などという差別発言が横行し、インターネットでは部落にたいする悪意にみちた差別書き込みであふれかえっています。本当に部落差別の大洪水がおこっているのです。
 こんな小泉政権や、役所、差別者らのやりたい放題は絶対に許せない! 差別者らに徹底糾弾をたたきつけましょう! そのために部落大衆の新しい団結=全国連をつくりましょう!

差別糾弾は部落民の権利だ!

 今、本当に部落差別とたたかう新しい団結が必要です。これだけ部落差別が吹き出し、部落大衆が生活苦にあえいでいるときに、「もう差別糾弾闘争はやらない」「特別対策はいらない」という解同本部派は許せない! 要求を訴えたら、「ものもらい」と罵声をあびせる解同本部派の役員。冗談じゃない!
狭山差別裁判を糾弾しデモ行進する全国連
(昨年の10・31狭山中央闘争)
 私たちは、我慢する必要は絶対にないのです。部落差別には、部落民は団結して糾弾すべきです。差別にたいする糾弾は正当な権利です。
 歴史をみても、「博多毎日新聞社糾弾闘争」のように、差別記事をのせた新聞社に部落大衆がのり込み占拠し、破壊する激しいたたかいがありました。日露戦争の頃の、まさに差別のやりたい放題という時代に、部落大衆がつもりつもった怒りを爆発させたのです。ここから部落解放運動がはじまり、水平社が生まれたのです。
 村のなかの老いも若きも、男も女も、事業者や労働者など立場をもこえて、「差別をなくす」という一点で団結できる差別糾弾闘争こそ、部落解放運動の唯一のたたかい方であり、部落大衆の団結の基本です。
 小泉政権の戦争と差別大洪水にたいして、差別糾弾でたたかいぬきましょう。

生活が苦しいのは差別が原因だ!

 また、私たちの生活苦は、決して「自分の甲斐性」の問題ではありません。隣近所の人と、また村のなかで話しあってください。首切り・失業、住宅家賃の値上げ、医療・介護、福祉の切り捨て、年金が下がったこと、子育てや教育のこと、みんな同じことで苦しんでいることがわかるはずです。
 それは、私たちの生活が苦しいのは、みんな部落差別が根っ子にあるからです。小泉や大資本家が、同和事業を打ち切り、部落差別をあおっていることから起こっているのです。私たちは、差別をなくせという糾弾闘争として堂々と要求をかかげてたたかいましょう。
 法律もない、同和事業もないという逆風のなかで、もう一度、私たちの手で一から、差別を許さない団結をうちかため、強力な生活要求闘争をまきおこしましょう。
 労働者と連帯して、部落差別の根源である小泉政権の戦争政治をうちたおしましょう。
 全国連の全国大会は各地から、差別と生活の圧迫にたいして、もう一度、激しい力強い団結をとり戻そうとする人々があつまる「部落民総決起大会」です。みなさんも、ぜひ、参加してください。

3月6日〜7日、全国連第14回全国大会(奈良)にきょうだいの総結集を!
 -全国で網の目座談会を成功させ、差別とたたかう団結をつくりだそう-
2月7日からはじまった大阪・荒本支部の班別集会 (座談会)
 差別糾弾闘争を復権し、戦争の時代の新たな部落解放運動をつくろう! 3月6日〜7日、全国連第14回大会に総結集しよう! 
 全国連は1月の拡大中央委員会で大会組織化のために、「網の目の座談会」に猛然ととりくむことを決定しました。
 各地で、その実践がはじまりました(各地からの報告)。西宮・芦原支部は先陣をきって、すでに数回の座談会を成功させました。また、寝屋川支部も住宅改修をめぐって、広島支部でも青年の座談会がはじまっています。荒本支部は2月4日に住宅家賃をめぐる全体集会をおこない、7日から20カ所の班別集会(座談会)にはいっています。この他にも、全国の支部で、座談会の実践をめぐってかつてなく真剣な大衆論議がまきおこっています。
 座談会では、住宅家賃のねあげ、年金のきりさげ、介護保険料の天引きへの怒り、生活地獄への怒りが吹き出しています。
 全国連・各支部は、「この生活地獄は、小泉政権の政治の責任だ!」「みんな同じことで苦しんでいる。次はあなたが親戚、友人・知人を集めて座談会をやろう」「署名をあつめて役所に押しかけよう」と大衆自身の行動を訴えましょう。さらに、「私たちを苦しめる悪い政治をかえよう。そのために全国連を大きくしよう」と、ストレートに全国連大会への結集を訴えましょう。
 すでに、参加者からも「家族ぐるみで大会に行く」との声もあがっています。
 残り1ヶ月をきりました。座談会の成功から、全国連はじまって以来の大結集を実現しよう!
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