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狭山闘争 2005年 5月の記事 A
5・22狭山中央闘争
差別裁判うちくだけ!
糾弾たたかうきょうだいが決起 (05/05/22)
石川さんとともに第3次再審闘争へ総決起しよう
(5月22日 東京・星陵会館)
 5月22日、全国連と共闘300人は、中央集会と最高裁へのデモにたちあがりました。奈良狭山闘争委員会・大橋利香さんが司会にたち、全体で「差別裁判うちくだこう」を力強く歌いました。 全国連・村上副委員長が「今日は各地から差別糾弾闘争のとりくみが報告される。差別に勝つためにも狭山に勝つ、狭山に勝つために差別を徹底糾弾する。石川さんとかたく連帯してたたかおう」と主催者あいさつをしました。
 共闘からは、東日本解放共闘の山川事務局長、動労千葉の後藤特別執行委員が小泉政権の戦争と民営化攻撃とまっこうからたたかう立場から棄却決定を弾劾し、ともにたたかうとアピールしました。
 拍手の中、7月都議選をたたかう都革新の長谷川ひでのり代表が登壇。「石原都知事と山田杉並区長は、戦争を賛美し、新たな戦争の担い手として子ども、青年をつくりあげるために『つくる会』教科書を採択しようとしている。たたかう親の会とともに、アジアの人々と連帯してこの教科書採択を阻止するため、都議選に勝利しよう」と訴えました。
 狭山支部のきょうだいから、石川一雄さんの5・23メッセージがよみあげられました。「最高裁こそが狭山差別裁判の元凶であり、腸が煮えくり返る思いの憤りを禁じえません。しかしながら、私は打たれ強いので、第三次、否えん罪が晴れるまで、とことん闘い抜く」という不屈の決意に、参加者は石川さんとたたかう決意を新たにしました。

石川さんと連帯し、第3次再審へ

 これをうけて、狭山闘争委の小森事務局長が3・16棄却以降の闘争報告をおこない、「第2の高松闘争をめざす大方針のもとに、全国連がすべてをひきうけてたたかおう。石川さんの無実は数限りなくある。重要なのは石川さんに対する捜査と取調のなかで警察が部落民に対してなにをやったのかということだ。石川さんは自分の手で国家権力を裁かずにはすまないという激しい怒りをもってる。国家権力への糾弾そのもの。この権力犯罪をあばく証拠開示要求を重視してたたかおう」とのべました。
人権擁護法案粉砕も訴える
 井橋中央委員の最高裁決定批判(2面参照)につづき、基調報告に立った全国連・中田書記長は、「あらゆる敗北主義をのりこえ、差別犯罪を糾弾する第3次再審闘争に決起しよう。全国各地で強まる差別事件に対する部落のきょうだいの糾弾闘争への総決起が、狭山再審勝利へのもうひとつのカギだ。戦争と民営化の小泉政権は、差別糾弾闘争の撲滅を目的に人権擁護法案を推進している。たたかう労働者とともに反撃にたとう」と訴えました。
 東京・江戸川支部のカンパアピールにつづき、各地から報告・決意がのべられました。

各地から糾弾闘争の報告・決意

 2日後に寝屋川弾圧の判決にのぞむ寝屋川支部から飛山書記長とともに伊地知副支部長が登壇し、「差別に
よる弾圧だと声を大にして訴えてきた。判決公判には多くのみなさんに傍聴にきていただきたい」と弾圧完全粉砕へ決意をのべました(25日全員に無罪)。
 兵庫・芦原支部からはインターネット掲示板での芦原を名指しした差別書き込みに対し、掲示板を管理するプロバイダをも糾弾するとりくみへの決意がのべられました。
 京都大解放研からは、「今月、京大で新たな差別落書きが発覚した。悪者=部落民とあおりたてる許し難い落書きだ。自治会、サークル、学生を集めて真相を報告し、糾弾にたちあがる」と決意がのべられました。
 住宅闘争をたたかう同住連・大橋事務局長は、「帝国主義国家の矛盾を部落民におしつけている小泉政権に今こそ大衆的な糾弾闘争をまきおこそう」と訴え、水平社の納税拒否、盟休闘争などに学び、各地で創意あふれる大衆行動をまきおこそうと訴えました。
 さらに広島・福島町から、供託者を不法入居者よばわりした反動判決を弾劾する報告、大阪・荒本からは、120人で市を糾弾し、交渉に担当部局をひきだした村ぐるみ決起をさらに拡大していく決意がのべられました。
 8月全青交を準備する開催地広島の青年からは「戦時下、青年の団結はいっそう求められている。青年の組織化に着手しよう」「狭山事件はやっぱりおかしい。早く無実になってほしい。今日のデモでせいいっぱいアピールしたい」「棄却判決は、石川さんを尊敬し、部落民であることを誇りにしてきた自分を否定されたようでやりきれない。全青交で語り合って石川さんと団結しよう」と訴えられました。
最高裁の棄却決定を糾弾するデモ
 長野県連からは、「4月から県下2つの部落にオルグにはいっている。解同本部派が崩壊するなかで狭山闘争をたたかうのは全国連しかないとなっている。棄却に対しては、青年部先頭に街宣をたたかいぬいた」と報告。
 集会後、最高裁を糾弾するデモにたちあがり、石川一雄さんとかたく連帯して狭山第3次再審勝利へうってでる大きな一歩が築かれました。

5・23不当逮捕42カ年、再審棄却糾弾!
 各地で狭山のとりくみ
【兵庫・芦原支部】5月15日、狭山第2次再審特別抗告棄却に対する怒りも新たに、狭山兵庫県集会を開催しました。集会は全国連芦原支部と青年たちとの共催というはじめての枠組みでもたれました。
 集会開始前に「ザ・スクープ」のビデオを上映し、まず中央本部から5・22狭山集会への結集を呼びかける提起を受けました。
 芦原支部の東口さんから「発信者情報開示請求をテコに、プロバイダを芦原に呼んで謝らせよう」とのインターネット差別書き込み糾弾闘争の報告。
 南武庫之荘の青年からは、キャンパスでのたたかいの報告。番町からは、「子どもを部活から排除したり、恐喝者扱いしたり、許せん」と中学校の糾弾闘争の報告を当該保護者から受け、参加者全体での取り組みを誓い合いました。

【奈良狭山闘争委員会】5月19日、古市人権文化センターで「奈良狭山集会」を開催し、奈良のきょうだいと解放共闘の50名が参加しました。
 仲島かおり狭山闘争委員長から「狭山第3次再審闘争勝利に向けて5・22狭山中央闘争を成功させよう!」と主催者あいさつがあり、新たな狭山署名150筆が集まった報告がありました。
 自由討論では、「全国連の闘いでしか第3次再審闘争を勝利できない。私達の手で石川さんと共に勝利まで闘おう」「これまで以上に狭山署名を知人に広めた。知人が署名を集めてくれた」「婦人部が先頭で署名を集めた」「解放共闘でビラを作って職場に撒いた」等報告と決意が表明されました。

【大阪・寝屋川支部】5月の土日を狭山署名・カンパ(関ナマ弾圧に抗議する署名も取り組む)を全村へ呼びかけました。
 狭山署名は133筆、カンパは3万4千9百円が集まりました。このカンパを中央闘争への交通費として使わさせてもらいました。
 狭山署名のなかでは、「50年前の話やけど、私も結婚差別を受けた。子供が生まれ、入籍しようという段階で、部落とわかり、破談された」(80代婦人)という怒りの声が出されました。また、「親はよく石川さんのことであちこちの集会に行ったし、団地たてるため走りまわるなど苦労していた。ご飯を握って役所へ行ったことも覚えている。わたしは、小6年まで学校へいったが、中学行かないで仕事をした」(50代婦人)など、差別への怒り、役所への怒りなどが出されました。

【長野県連】5月15日、青年部で狭山特別抗告棄却抗議署名街宣行動をおこないました。あいにくの雨模様のなかで、2時間で44名の署名を集めることができました。
 棄却を弾劾するビラをもって、長野市権堂のアーケード通りを縦横無尽にかけまわって、署名を訴えました。駆け寄ってきて署名をしてくれた女子中学生や、カップルで名前を書いてくれた人、あるいは「東京に行って(5・22集会のこと)頑張ってきてくれ」と千円カンパしてくれたおじさんや、「今バイト中でお金をもってないから」といってわざわざ財布をとりに職場に戻ってカンパをしてくれた女性など、いろいろな人たちが応援してくれました。
 
【山口・陶支部】5月15日、陶、宇部の10人で山口三和町へのビラ入れ行動をおこないました。家賃裁判への傍聴と狭山中央闘争への参加を訴えました。

【大阪・荒本支部】5月17日、最高裁の棄却決定を批判する学習会を行いました。阪口書記長の基調をうけて、狭山中央闘争への決起を確認しました。

証拠開示せよ! 人権擁護法案粉砕!
国会、検察で行動
 (05/05/23)
検察庁にせまる全国連と共闘
 狭山中央闘争の翌23日、全国連と共闘は国会周辺での人権擁護法案粉砕の宣伝と霞が関での検察糾弾ビラまき行動、検察庁へ差別裁判取り消しと証拠開示を求める請願行動に決起しました。
 国会前では通りがかった女性県議がいっしょにすわりこみ、宣伝を聞き終えてからともにシュプレヒコールをあげました。
 午後には、全体で検察庁へ。「狭山事件はもう当該ではない」と要請行動を拒否した検察に対して、玄関前で1時間以上にわたって抗議し、請願文をよみあげ受け取らせました。第3次再審へむけて証拠開示を拒否する検察をおいつめていく新たなたたかいをきりひらいたことに、全員が確信も高く行動を貫徹しました。
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