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04年 3月〜 5月
狭山闘争 2004年 6月〜8月 の記事
最高裁第1小法廷は事実調べをおこなえ!
最高裁・最高検を糾弾 (04/08/03)
最高裁は事実調べをおこなえ! 最高裁裏門にせまるデモ (8月3日)

 8・9上告棄却27ヵ年を前にした8月3日、全国連と解放共闘は最高裁・最高検を糾弾する要請行動にたちあがりました。
 前段集会で狭山闘争本部の小森事務局長は「解同本部派が民主党のもとで戦争推進勢力へと転向するなかで、部落差別がふきだしている。しかし、危機にたっているのは権力の側だ。差別徹底糾弾の狭山特別抗告審闘争の勝利、10・31寺尾判決30カ年糾弾にむけて、今秋狭山決戦に総決起しよう」と訴えました。
 集会後、参加者全員でデモにたちあがり、事実調べと証拠開示をせまりました。
 最高裁では荒本のきょうだいが、「小学校も満足に行けなかった石川さんの生い立ちと自分も同じような経験をしてきた。そういう生い立ちで親の愛情に恵まれなかったから犯罪者になったなどというのはゆるせない。わたしたち部落民は親の愛情は受けてきた。わたしたちより学力もある裁判官が、このような判決を出して世の中にまかりとおらせていることじたいが部落差別だ」と糾弾しました。要請団ひとりひとりがみずからの声で事実調べと証拠開示命令を訴えました。
 最高検では、「1審差別論告を自己批判し、撤回せよ。昨年11月の証拠開示拒否宣言を撤回せよ」とせまりました。
 さらに、斉藤鑑定補遺(石川さん逮捕直後に、警察も封筒宛名面にペンによる抹消線があると鑑定報告していることを指摘)に関連して、「41年も埋もれていた真実が今になって明らかにされていることをみても、証拠開示は不可欠だ。ただちに検察は未開示証拠を開示せよ」とせまりました。
 最高裁も最高検もわたしたちの糾弾にはなにも答えられず、不正義をあらわにして追いつめられています。
 さらに最高裁をゆさぶる大衆決起をまきおこし、10・31寺尾判決30カ年糾弾にむけた夏〜秋狭山決戦で、特別抗告審闘争に勝利しよう。

最高裁こそ封筒を調べろ
7・8高木決定5カ年糾弾! (04/06/23)

最高裁は事実調べをおこなえ (6月23日 最高裁前)
 石川さんの狭山第2次再審請求を棄却した7・8高木決定から5カ年を前にした6月23日、全国連と共闘の仲間は、最高裁、最高検への狭山再審要請行動に決起しました。
 弁護側の意見書提出から1カ月もまたず、ろくな審理も1度の事実調べもせずに「筆跡は書いたときの心理状態でかわるから、筆跡がちがっても石川が犯人でないとはいえない」などというぬきうちの棄却決定をだした高木決定を絶対に許すことはできません。
 星陵会館でおこなわれた集会で、長野県連の小林書記長が基調報告をおこない、「解同本部派は、最高裁が5月に弁護団に対して『脅迫状』と『封筒』の閲覧を許可したことで再審への動きがはじまっているかのように武装解除をしているがとんでもない。あくまで最高裁による事実調べをせまっていこう」と訴えました。
 また、「検察は76年、81年、86年と証拠開示のたびに石川さんの無実が証明されたことにおいつめられ、証拠リストすら開示を拒否している。しかし最近では日野町事件で証拠リストが開示されている。狭山事件だけ『リストは内部文書だから開示できない』というのは部落差別であり許されない。この差別裁判を徹底糾弾し、事実調べと証拠開示をせまっていこう」と訴えました。

事実調べなき決定は許さない

 第2審では、寺尾裁判長が「部落問題の本を何冊かよんでいる」と糾弾のがれの言い訳をした直後に無期懲役判決をだしました。
 第2次再審請求審でも高木裁判長が、弁護団の意見書提出から1カ月もたたないうちにぬきうちの棄却決定をだしました。
 裁判官が「部落問題を勉強している」「意見書を審理している」などと言い出したときこそ、だましうちの反動決定がせまっているのです。
 いま最高裁も弁護団に証拠を閲覧させておきながら、自らに要求されている事実調べには沈黙したままです。今こそ最高裁に徹底糾弾の声をあげなければなりません。
 この危機感にもえて、共闘、関東各地からの報告と決意がのべられました。
 集会後、最高裁にむかった要請団は、封筒の宛名について齋藤鑑定がつきだした新事実をつきつけ、石川さんへの本人尋問と鑑定人尋問をおこなうよう訴えました。
 また、前回の要請行動で、「弁護側が最高裁も独自にX線顕微鏡による封筒文字のインクの元素分析をするよう事実調べを要求している。事実調べをすべきだ」「要請担当書記官らも狭山事件や部落問題の学習をして可能な限り回答すべき」と要請したことへの回答を求めました。
 「担当書記官に伝えた」「みなさんの意見は承知したが勉強するもしないもこっちで決めること」「みなさんからの要請をうかがう担当で答えられない」という回答に、要請団は最高裁の差別審理の姿をみてとり、事実調べ・再審をさらにせまっていく決意をかためました。

証拠かくしの差別やめろ

 最高検に対しては、「検察に保管されている証拠類には、石川さんの無実を証明する証拠がたくさんある。隠してないですべて出せ!」という当然の要求をつきつけました。
 冒頭、箕輪事務官が「前回の要請行動で要請団から不穏当な発言があった。今後このようなことがあれば対応を考える」などと言ってきました。
 要請団は、「差別裁判に対する怒りの声を不穏当とは何事か」「無実の部落民に死刑を求刑して、差別をあおったうえ、証拠かくしまでやっておいて何を言っているんだ」と弾劾しました。
 箕輪事務官は「わかりました」としか言えず、要請団の怒りで「不穏当」発言を事実上撤回させました。
 要請行動を終え、茨城県連の井橋事務局長が「最高裁も最高検もわたしたちに差別を追及されて余裕をうしなっている。さらにおいつめ事実調べ、証拠開示をかちとっていこう」と訴え、全員で特別抗告審へのさらなる決起を誓い要請行動を終えました。
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