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部落の未来かけて
11・6全国労働者集会に全力でたちあがろう!
日比谷野音を満杯にして闘われた
昨年の11月労働者集会
 全国連は9月17日〜18日、拡大中央委員会をひらき、秋のたたかいの方針を決定しました。
 全国連は11・6全国労働者集会を、この秋最大の中央闘争として総力決起でたたかいます。
 総選挙に「圧勝」した小泉政権は、いよいよ戦争と民営化の攻撃を強めています。郵政民営化をはじめ公務員労働者を血祭りにあげ、いっさいの抵抗を押しつぶそうとしているのです。これにたいして、日米韓のたたかう労働者が結集する11・6労働者集会がたちはだかっています。
 全国連にとっても歴史を決める重大な決戦をむかえたのです。かつて、労働運動が敗北したとき、水平社もつぶされました。全国連は部落解放運動の未来をかけ、労働者とともに11・6に総決起しましょう。また、このとりくみをとおして、部落の多数をしめる青年・壮年、婦人の労働者層の組織化にふみだしましょう。来春、第15回大会への組織戦もここからはじまります。全国連5万人組織建設をかけて、大動員を実現しましょう。

部落民は身分的差別をうけた労働者階級の一員です
資本家の搾取・収奪に怒り、要求をもっている!
 −11・6労働者集会 部落解放運動、部落大衆にとっての意義とは?−

労働運動への攻撃をともに打ち破ろう!

 さきの総選挙は、「郵政民営化」をふりかざし、「公務員を減らせ」「労働組合をつぶせ」と絶叫した小泉・自民党の圧勝でした。すでに特別国会もはじまり、小泉政権は郵政民営化法案をはじめ、共謀罪、「障害者」自立支援法など廃案になった反動法案を一気に成立させようとしています。さらに、医療はじめ社会保障制度の改悪、教育基本法の改悪、そして憲法改悪にむけた国民投票法の制定にむけた動きも強めています。
 いよいよこの1〜2年が、小泉や奥田ら資本家など支配階級と労働者階級の運命をかけた決戦となりました。たたかいの主人公は、たたかう労働者、労働組合であり、それと連帯する私たち全国連です。
 小泉政権は戦争と民営化、郵政民営化はじめ公務員制度の解体につっこんできています。「労働組合こそが最大の抵抗勢力」と国労、全逓、自治労、日教組の4大産別の労働組合つぶしにやっきになっています。今の特別国会で、郵政民営化を今日明日にも強行して、全逓の労働者を血祭りにあげようとしています。その次は、自治労とりわけ現業、日教組です。これと対決する場が、11・6労働者集会です。全国連はこの集会を熱烈に支持し、連帯して、大合流しましょう。

闘う労働運動の発展に部落解放運動の未来も

11・6労働者集会への参加は、全国連にとってどんな意義があるのでしょうか。
 ひとつは、国労、全逓、自治労、日教組などの労働組合にたいする集中攻撃は、わたしたち部落民にとって決して対岸の火ではありません。
 小泉の思うとおりに、こうした労働組合がつぶされたら、果たして部落解放運動はどうなるのでしょうか。戦前の教訓がはっきり答えてくれています。中国にたいする15年戦争がはじまった時点でも、水平社は、有名な高松闘争をはじめ、必死にふんばっていました。各地の労働組合、農民組合も、ともにたたかって高松に勝利しました。しかし、労働運動が敗北し、産業報国会に再編されてしまうなかで、水平社もまた挙国一致にとりこまれ、旗をまかざるをえませんでした。
 労働連動がつぶされたあとでは、全国連だけが生き残り、三大闘争を元気にやり続けることはほとんど絶望となってしまいます。逆に、たたかう労働運動が力をつければ、全国連もまた大きく発展することができます。4大産別と言われる労働者のたたかいに、部落解放運動の未来もまた、かかっていると言えます。

部落の多数をしめる労働者層の組織化へ

 ふたつめには、労働者集会へのとりくみを新たな契機にして、部落の多数をしめる青壮年、婦人の労働者層の組織化に踏み出していこうということです。この部落の労働問題のとりくみは、来年の大会、また、5万人組織建設にとって、もっとも重要な課題です。
 この若い層は今、バラバラにおかれています。団結すること、同じ部落差別をうけたきょうだいとして結束することさえ何ら前提ではありません。その最大の原因は、労働条件にあります。青年の半分は、派遣や請負、アルバイトなどの不安定雇用の時代にあって、部落の場合、おそらく3人に2人がそうです。この実態に対応した運動方針が真剣に求められています。
 部落民といえども、その大多数は労働者階級の一員です。身分的差別をうけた労働者階級です。部落差別からの人間的解放の要求のひとつとして、労働者としての要求、権利というものが誰のなかにもあります。資本家どもの飽くなき搾取と収奪をうけ、奴隷的な労働条件のもとで日夜こきつかわれ、ぼろ雑巾のように扱われたりする現実に、労働者としての怒りや不満をもたぬ部落民労働者はひとりとしていないはずです。
 この労働者としての要求を、戦後の部落解放運動は一貫して切り捨ててきました。全国連は、5万人組織建設をかけて、改めてこの要求に向かい合わねばなりません。

水平社も労働組合を組織してたたかった

 かって、今と同じような、戦争が始まり、失業者が村にあふれる時代に水平社は、大阪、奈良、三重、岡山、福岡などで、水平社の組織化と同時に、部落の労働者や農民を大量に労働組合や農民組合に組織し、あちこちで資本家や地主との日常的闘争をくりひろげました。
 この労働組合や農民組合は、水平社の有力な大衆基盤でもありました。いざ差別事件というときには、ここが差別糾弾闘争の主力を担いました。こうしたことが、基盤となって、有名な高松差別裁判糾弾闘争も勝利しました。
 全国連は、差別糾弾闘争を基軸に三大闘争路線をうちたて、その実践のためにたたかっています。この路線は不変です。完全解放を実現するただひとつの道です。労働問題へのとりくみは、この路線の重要な実践であると同時に、何より、最大の実体、大衆基盤をつくりだすたたかいです。部落の労働者層の獲得なしに、5万人組織建設なしです。
 全国連はこの秋最大の中央闘争として、11・6労働者集会に全国から全力動員で結集しましょう。来年、15回大会の組織戦をここから始めます。したがって、全国大会に準じた動員を実現しましょう。

全国連も労働相談やアンケートの実践を

 では、何からとリくむのか訴えます。
 1つ目に、ただちに各支部・県連での徹底した討議と機関決定を行ないましょう。   2つ目に、労働者・労働組合の苦しみやたたかっている姿を知ることが必要です。3労組やたたかう労働者との交流会、討論会を企画しましょう。
 とりわけ、公務員にたいするヤミ・カラキャンペーンをうちやぶりましょう。「公務員だけいい目をしている」という意識は、部落のなかでも決して例外ではない重要な意識です。しかし、大阪など、都市部落では、この公務員が村全体の生活を底上げし、困った親族や、不安定な青年をも支えてきました。決して、公務員だからと言って、楽なわけではありません。しかも、公務員攻撃は、必ず現業にたいする「部落民手当」など差別キャンペーンを伴っています。ふざけるな! 公務員のどこが悪い! 労働者の声を聞き、部落のなかからこそ、小泉のデタラメにたいして叩き返してやりましょう。
 3つ目に、部落民労働者の労働者としての要求と権利のために、全国連じしん、懇談会や相談会、アンケートにとりくみ、新たなたたかいを開始しましよう。
 確かに部落解放運動は、部落民の就労まではとりくんだが、それから先の労働問題にはとりくんできませんでした。この壁は、実際にぶちぬいて、勝利の実例をこじあけるしかありません。ささやかな第一歩でも、これを全体重をかたむけてぶちぬき、勝利させましょう。
 同時に、青年が部分的に開始したアンケートを指導の手をつっこんで、全支部でのとりくみとして前に進めましょう。

戦争・民営化とたたかう労働組合
「線路が危ない」「JRは安全を確保しろ」 民営化がもたらした尼崎事故を弾劾し、春闘ストライキで安全運転闘争をたたかう動労千葉の労働者 ('05/03/17)
 11・6労働者集会は、関西生コン、港合同、動労千葉の3労組がよびかけ団体です。この3労組は、80年代、私たちが本部派の処分とたたかっていた時代から、労働運動全体が総評解散と右旋回するなかで、権力、資本、労働運動の本部派と不屈にたたかってきた労働組合です。この3労組のよびかけのもとに、四大産別をはじめ、日本中のたかかう労働者が総結集します。
 また、この場には、韓国から民主労総、アメリカでもっとも戦闘的な労働組合=ILWU(国際港湾倉庫労組)が参加します。
 11・6は、まさに、戦争と民営化に反対する国際連帯の場です。帝国主義の侵略戦争に反対する労働者の国境をこえた反戦の同盟軍の姿がここにあります。
 これが、実際に戦争をやめさせる力です。資本家階級にかわって、搾取も差別もない、新しい時代をきりひらく力です。全国連はこの集会を熱烈に支持し、連帯して、大合流しましょう。
 労働者のたたかいを写真で紹介します。
組合破壊の弾圧とたたかう関西生コン支部。大阪地裁包囲闘争。全国連もともに闘う。('05/04/07)


アメリカ・ワシントンでおこなわれたイラク反戦デモ。30万人がたちあがり、ホワイトハウスにせまる。その中心を闘う労働者が担う。('05/09/24)



韓国・起亜自動車の華城(ファソン)工場で初のストライキに突入したファソン起亜自動車非正規職労組。 ('05/08/26)
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