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使わせるな!
 「つくる会」教科書
 「国家・民族の存亡のために戦争も差別も必要」などと教える「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が、来年春に全国の中学校で採用されようとしています。
 この教科書を賛美し、都立中学での採用をめざす石原都知事やその先兵である山田・杉並区長、教育委員会との杉並都議選決戦をはじめ、全国で多くの教育労働者、保護者、学生が採択阻止への大きな運動にたちあがっています。全国連はともにたたかいます。

他国への侵略・戦争をひらき直り

 その歴史教科書では、「人類は長い歴史の中で、国家や民族の利害の衝突から、絶え間ない戦争を繰り返してきた」「日本が独立を維持して、大国の仲間入りを果たすまでの歴史は、こうした帝国主義の時代に起こったことだった」「もし、明治維新がなければ、日本は欧米列強の支配下に組み入れられていただろう」などと言って、過去の侵略戦争をすべて開き直っているのです。

「身分制度は平和で安定した社会をつくりだした」!

 江戸時代の「身分制度」についての記述では、江戸幕府は…武士と百姓・町人を区別する身分制度を定めて、平和で安定した社会をつくり出した」と書いています。部落差別を生み出した身分制度が権力者の平和と安定には必要だと肯定しているのです。
 さらに「…えた・ひにんとよばれる身分が置かれた。これらの人々は、農業のほかに、牛馬の処理、皮革製品や細工物の製造にもっぱら従事し」と、まるで自ら職業を選択したかのように書いた上で、「特定地域に住むことが定められるなど、きびしい差別をうけた」と、差別された原因が「えた・ひにん」の側にあるように書いているのです。

「部落差別もなくなってきた」だと!
 
 公民の教科書では、「憲法が保証する基本的人権」は「公共の福祉」と両立すべきと、国家存亡をかけた戦争のために人権を制限すべきと教えています。
 部落差別については、「答申」「特措法」によって「同和地区に住む人々の生活はしだいに改善されてきた」と書いています。 こんなデマにまどわされてはなりません。
 この教科書には部落民のたたかいはどこにも書かれていません。 部落の生活が少しでもよくなったのは、答申や特措法がつくられたからではなく、部落のきょうだいがたたかってきたからです。
 そのことにはまったくふれず、「結婚差別」と「心ない落書きがあるなど完全には解消されていない」とだけ書いています。「国や行政のおかげで差別はなくなってきたのだ。支配階級の平和と安定のためには、これからも差別は必要なのだから、もうがまんしていろ」といわんばかりです。
 「戦争も差別も必要」と教える「つくる会」教科書採択阻止へ全国でたたかおう。

イラクに行くな! 第3師団派兵阻止たたかう (05/05/07)
第3師団司令部に派兵阻止を申し入れ
(5月7日 伊丹市
 5月7日、兵庫県伊丹市の第3師団司令部で行われた第6次イラク派兵の壮行会に対し、240人の労働者、学生とともに集会、デモにたちあがりました。
 さらにデモ後、隊旗を授与され司令部から出発する自衛隊員に対して、「イラクに行くな!」と申し入れ行動をたたかいぬきました。

「外登法・入管法と民族差別を撃つ関西研究交流集会」に参加
(05/04/24)
  4月24日、京都大学で「外登法・入管法と民族差別を撃つ関西研究交流集会」がおこなわれました。全国連も関西を中心に西日本から参加し、ともに学びました。
 この研究集会は、日本の小泉政権による釣魚台、独島の略奪や、「つくる会」教科書を弾劾し、中国をはじめアジアの人々の抗日闘争に連帯を表明するものとなりました。
 集会の基調報告では、「すさまじい排外主義の嵐のなかで『戦後60年』」として、独島、釣魚台の略奪策動について「世界に戦争をしかけるアメリカと一体となって日本政府がアジアへの侵略的姿勢を強めている結果だ」と弾劾しました。さらに、「北朝鮮への経済制裁」の動き、難民の強制送還、さらには公務員の国籍条項や入居差別などを弾劾、「排外主義の毒薬を拒否し、戦争と排外主義の推進者を包囲する共同闘争を」と訴えました。
 また、「日本軍軍隊慰安婦」問題でのNHKの番組「改変」問題から侵略戦争責任を問う講演や、知花昌一さんから辺野古の海上基地建設反対のたたかいについて、また、関西生コン支部からの弾圧粉砕のアピール、詩人の金時鐘さんの日本の敗戦前後から今日にいたるまでの自身のたたかいの歴史についての講演などもあり、内容豊かな研究交流集会でした。
 全国連はこの研究交流集会で学び、そして呼びかけられたことを労働者とともに実践していきます。
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